『幻作珍籍 美学文庫 第一巻 【1.忘れ難き二十二歳の娘】』のカバーアート

幻作珍籍 美学文庫 第一巻 【1.忘れ難き二十二歳の娘】

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幻作珍籍 美学文庫 第一巻 【1.忘れ難き二十二歳の娘】

著者: 青木 信光
ナレーター: パンローリング
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このコンテンツについて

隠蔽の闇から蘇える、昭和の官能美学傑作シリーズ
幻の発禁、性愛文学を完全復刻!

好評『濃密文庫』シリーズに続く待望の『美学文庫』シリーズ。
昭和の文人たちが名を秘して綴り、密かに出版された
幻の性文学と伝説的傑作艶書シリーズ!!

あらすじ

二十二歳の娘との愛欲に溺れていく男の赤裸々な体験告白録。
ある夏、思いがけぬことから、同郷の友人の娘、二十二歳の光子と二人きりで避暑地の別荘で過ごすことになる…。
「短い数日の間に、再び遭遇されそうもない不思議な情事を、
私の生涯の良き、そうして悲しき思い出として、強く心にも
肉体にも烙印しておきたい、私の後の半生の快楽をわずか数日の間に
集約して、この情事のエキスをなめつくさねばならぬ、と今、私は私の
心に約束せずにはいられませんでした。万人が羨望してやまない蜜月の
宿りの夜は、今夜のような二人の関係を想像すれば足りるでしょうか…」
手ほどきを受ける若い肉体は絶頂の快味に無我夢中でよがり声を放つ。
多幸多感な第一夜が幕を明ける。

美学文庫 の発刊に際して

光があれば影があり、昼があれば夜がある。聖母がいれば魔女がおり、神がいれば悪魔がいる。
それが、我々の住む宇宙の実相であり、我々の生きる人間世界の実態である。
当然のことながら、人間が生み出す文化にも、表があり、裏があるのだが、しかし、文化活動の一端をになう出版事業の大勢は、表の文化にのみ厚く、裏の文化にはまことに冷たい。
私は、真実追求の立場から、これを極めて由々しいことと受けとめ、夜にひそみ、影に隠れていとなまれてきた裏の文化に、あえて照明をあてることを決意した。

江戸時代の名作から、明治・大正・昭和にかけて有名無名の文人墨客が名を秘して託した艶書艶本、さらに海外の傑作好色春本まで含めて、闇の性文学の集大成としていく考えである。
そこには、人間のどろどろとした情念と肉欲の世界があまりにも赤裸々に描かれているが、それは我々自身の姿であり、人間永遠の相のひとつなのである。

このシリーズが、これまで冷遇されてきた裏文北の復権に、ひとすじの道を開くことができれば幸甚である。
大方のご声援とご愛読を伏してお願いする次第である。

青木信光©2008 Aoki Shinko (P)2025 Panrolling
文学・フィクション
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