『志賀直哉』 小林秀雄と人生を読む
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池田 雅延
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池田 雅延
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ご 挨 拶
池 田 雅 延
小林秀雄先生が亡くなられてからもう30年にもなりますが、先生の本はいまなお売れ続け、年々新しい読者が生まれ続けています。そして近年は、小林秀雄を読みたいがどこから読んだらよいか、何と何を読んだらよいかといった質問もたくさんいただくようになりました。そこへ昨年の秋、新潮社の倉庫をリニューアルしてオープンする〈soko〉で小林先生のことを聞かせてほしいという相談が寄せられ、それなら「小林秀雄作品案内」といった趣で、私が先生から直接聞いた話も織りこみながら進めていこうということになりました。
小林先生は、日本における近代批評の創始者・構築者として大きな足跡を残しましたが、高校時代・大学時代は小説家を志していました。その小林青年が、小説家ではなく批評家となるに至った過程には、今にして思えば宿命的といってよい岐路がありました。2015年4月からの6ヶ月は、「一ツの脳髄」「様々なる意匠」「志賀直哉」「Xへの手紙」「アンドレ・ジイド」「故郷を失った文学」の6作を取り上げ、〈批評家小林秀雄〉が誕生するまでの道筋をたどります。
もっとも、この講座は、本格的な小林秀雄解説を行おうとするものではありません。〈soko〉へ足を運んで下さった方々との、いわば内輪の茶話会です。そもそも私は、こういうお話をするについては素人です。したがって、お聞き苦しいところも多々あることと思いますが、そのあたりはどうかお赦し下さって、ネットを通じて〈soko〉の茶話会にご参加下さり、小林秀雄作品を読まれるに際しての一助としていただければ幸いです。
(C)2015池田雅延/新潮社soko カバーアート(C)新潮社soko
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講演日時:1984年3月16日
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ストーリー
新潮社のオフィシャル読書会で、名作を一緒に読みませんか? 現代文学の珠玉の名作や話題の海外文学、なかなか読む機会のなかった古典まで―—。新潮社の倉庫をリニューアルしたレクチャースペース〈soko〉では、毎回バラエティ豊かな新潮社の棚の中から課題図書を選び、その本の愛読者であるゲストをお呼びして公開読書会を開催しています。あなたもaudibleで参加してみませんか? 第八回の課題図書は、チャールズ・ブコウスキーの『町でいちばんの美女』(新潮文庫)です。 描かれているのは、酒と女と虚無(あるいは狂気)。ひたすら猥雑で下品、中年の酔いどれ作家やダウンタウンに生きる男女にはなんの希望も救いもない……パルプ・フィクション(B級小説)すれすれの内容ながら、アメリカ人作家チャールズ・ブコウスキーの『町でいちばんの美女』は文字通りカルト的な人気を集め、熱烈なフォロワーを生んできました。愛、暴力、悲哀……読めば読むほど、さまざまな味わいや魅力が立ち現れる、摩訶不思議な作品世界とパンクな作家について語り明かす一夜です。 今回の...
著者: 戌井 昭人
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「夏目漱石随筆集 第3巻」-Wisの朗読シリーズ(55)
- 著者: 夏目 漱石
- ナレーター: wis
- 再生時間: 1 時間 15 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
「私が巨万の富を蓄えたとか、立派な家を建てたとか、土地家屋を売買して金を儲けて居るとか、種々な噂が世間にあるようだが、皆嘘だ」で始まり、自身の収入、趣味、愛憎、日常生活を描く『文士の生活』。処女作「吾輩は猫」を書いたのは、高浜虚子に頼まれたためだが、何かダメ出しされて書き直したら人気作となったという経緯とともに、人に勧められるままに受け身で過ごしてきた我が身を振り返る『処女作追懐談』。 漱石は府立第一中学に入ったものの日本語だけの授業過程が気に入らず登校拒否で退学し、成立学舎から大学予備門へと進む。しかし、勝手気儘で勉強せず、成績は落ちる一方で、遂に落第の憂き目にあう経過を描いた『私の経過した学生時代』と『落第』。元日の新聞記事のことを斜に構えて観察する『元日』。(C) wis
著者: 夏目 漱石
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家族(P+D BOOKS)
- (小学館)
- 著者: 山口瞳
- ナレーター: 関智仁
- 再生時間: 11 時間 54 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
小学生時代の同級生と競馬場での再会をきっかけに甦る川崎での幼児体験の記憶――。その記憶の彼方にいるおぼろげな父の像。私小説的な手法で父の実像を追い求め、人間の真実の姿を映し出した長編。
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なんだろうこの良い心持ちは 昭和の空気感
- 投稿者: まるこ 日付: 2024/01/11
著者: 山口瞳
『志賀直哉』 小林秀雄と人生を読むに寄せられたリスナーの声
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
- 吉田 真帆
- 2022/03/31
想いがあふれる語り口
文字では決して感じられない音声ならではの臨場感が素晴らしい。Audible配信の醍醐味。
小林秀雄への深い想いがあればこそ、ここまで語ることができる。そして、読書会への参加者からの質問のやりとりからも、この場の熱い雰囲気が伝わってくる。書籍の読み上げ式とは全く違った、著者の生が伝わってくる音声で感動しました。
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総合評価
- minerva2050
- 2018/10/12
天才が天才を知る話し
憧れなのだろうか、天才志賀直哉を追う秀才小林の姿が見える話。
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