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この国のかたちを見つめ直す
- ナレーター: 谷合 律子
- 再生時間: 7 時間 36 分
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二〇二〇年一〇月一日、時の首相・菅義偉は、日本学術会議から新会員として推薦を受けた一〇五名のうち六名の任命を拒否した。この民主主義や法から学問のあり方にまで禍根を残した事件から一年半。
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同年7月の総選挙での大敗を受け 社会党本部の要請により行われた。 講演日時:1993年11月26日 主催:社会党 場所:社会文化会館5階ホール 収載書誌:弓立社『吉本隆明全講演ライブ集 第9巻』(2005年)
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「日本会議」とは何なのか?
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彼らは地道な運動を通し、「日本会議」をフロント団体として政権に影響を与えるまでに至った。
そして今、彼らの運動が結実し、日本の民主主義は殺されようとしている―― 安倍政権を支える「日本会議」の真の姿とは?
中核にはどのような思想があるのか?
膨大な資料と関係者への取材により明らかになる「日本の保守圧力団体」の真の姿。
第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞 読者賞 受賞
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あらすじ・解説
政権が個人を「弾圧」する。その隠された真意とは?
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本書のタイトルは、司馬遼太郎氏が1986年から「文藝春秋」に連載したコラム「この国のかたち」(後に『この国のかたち』文藝春秋)を踏まえたものである。明治国家が日露戦後に変質していった理由を司馬氏は、統帥権独立の法解釈の暴走が鍵とみた。その際の「国のかたち」とは、国柄、国の成り立ち、政治文化を意味する。
本書は、毎日新聞に月1回連載されたエッセーとコラムを中心に構成され、「国家と国民」「東日本大震災」「天皇と天皇制」「戦争の記憶」「世界と日本」を論じている。
本書の文章が書かれたほぼ10年という時間軸は、その入り口と出口において尋常ならざる経済的な危機に刻印された時期となった。
2021年5月18日に内閣府が発表した2020年度のGDP(国内総生産)は、世界的に感染拡大した新型コロナウイルスの影響もあって、実質伸び率でマイナス4.6%を記録し、比較可能な1995年度以降最大の下落となった。これは、リーマン・ショックに伴う世界的な金融システムの混乱に揺れた2008年度より悪いことを示している。
2010年から現在に至るまで、その時々の「今」を見つめる際、1930年代の日本の外交と軍事を専門とする著者が脳内で参照するインデックスは、必然的に1930年代の歴史ファイルとなる。この1930年代の危機とは、世界的規模における経済的危機であり、英米ソ日などが角逐する極東の軍事的危機でもあった。期せずして、最適の引証例になったのではないか。
危機の時代には、国家と国民の関係を国民の側から問い返し、見つめ直すことが必須である。そのためのハンドブックとして、本書を使い倒していただきたい。
●目次
第1章 国家に問う 今こそ歴史を見直すべき
第2章 震災の教訓 東日本大震災10年を経て
第3章 「公共の守護者」としての天皇像 天皇制に何を求めるか
第4章 戦争の記憶 歴史は戦争をどう捉えたか
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- 富田 洋史
- 2022/12/20
これは今こそ必読
加藤陽子さんらしい、温かみと知性と未来への希望が滲み出てくる内容。
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ありがとうございました。
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