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第三の嘘

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第三の嘘

著者: アゴタ・クリストフ, 堀 茂樹
ナレーター: くわばら あきら
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このコンテンツについて

ベルリンの壁の崩壊後、双子の一人が何十年ぶりかに、子どもの頃の思い出の小さな町に戻ってきた。彼は少年時代を思い返しながら、町をさまよい、ずっと以前に別れたままの兄弟を探し求める。双子の兄弟がついに再会を果たしたとき、明かされる真実と嘘とは?『悪童日記』にはじまる奇跡の三部作、堂々の完結篇©- LE TROISIEME MENSONGE by Agota Kristof Copyright © 1991 by Editions du Seuil Japanese audiobook rights arranged with Les Editions du Seuil (P)2022 Audible, Inc. カリブ海・ラテンアメリカ 世界文学
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私は『悪童日記』の虐げられながらも2人でいれば最強な双子の、彼らだけにしか理解できない正義で物事を判断して行動するキャラクターと、感情を挟まない文体が気に入っていたので、2部目でだいぶ人間らしくなってしまった片方も、今作の神経薄弱として老いていく2人も「結局はそうなるのか」という気持ちにしかなりませんでした。
でも何が本当で何が嘘なのか、考え続けさせられる余韻の残し方はすきです。

1部が秀逸だっただけに

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悪童日記、2人の証拠に続く作品。最初はいったいどういうことなのか分からず、今までの物語を回収するのに戸惑った。進むにつれて、明らかになる真相、まさか、そういう事だったのか!驚かされた。
3作目でより現実に引き戻されたので、1作目、2作目幻想感がさらに際立つ。

これが現実?

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登場人物の人生や作者の生い立ち、戦争や壮絶な身内の事件や別離や、その後の其々の境遇と己の分身への各々の想像に、子供の心の繊細さと敏感さ、大人のリアル。
3部作の中で一番リアルで辛い作品。
あとがきでは、最初から続編や続々編は予定していなかったとのことだが、
個人的には1部2部は箇所箇所色々引っかかる点があったのが、今作品で謎が解けた。

リアル

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ナレーターが秀逸。
老若男女、人物の演じ分けが素晴らしい。
オーディブルでは声優さんやナレーターさんの実力を感じるばかりです。(有名俳優に比べ)

ナレーター◎

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ナレーションが聴き取りやすく
とても良かったです。

三部作、一貫していない不満は残ります。

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一部、二部、三部とそれぞれが違う作風でありながら、それぞれが相関しているような不思議なプリズム、合わせ鏡の反射のような作品。
人物の設定は違うのに年齢が上がり、子供時代から青年時代、晩年へと移り変わる。
三部の本書は、登場人物とともに町が描かれ、その町へ自分も行きたい、帰りたいと思わせる。
三部どれも人生の悲しみを描いているが、このような形で書き残したクリストフに脱帽。
読書好き、小説好きに是非お勧めしたい。

3部作通して読むのをお勧めします。

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衝撃のラスト!とかではなく
じんわりとした余韻が凄い
3部作全て読んで良かったと思いました

おもしろかった

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3部作であるが、したたかに力強く生きる悪童日記とは大分印象が違う。生活も両親も恋愛も。その後であるかと思いきや違う記憶の回想のようで、3部作の中で一番現実的な内容である気がする。

リュカとクラウスの声がすごくイイ。

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聞いている限り何がなんやら。どういうことなのかわかりません。文字で追えばわかるのか?

彼?私?私達?よくわからない

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1作目の悪童日記が衝撃的で、続きが気になり、2作目、3作目を読みました。
悪童日記では固有名詞は全く出てこない。しかし登場人物すべてが個性的(ナレーターの演じ分けもすばらしい)で、作者が得意とする簡素な文体が作風と合っていた。
2作目から登場人物に名前が与えられ、普通の小説になっている。結局双子は存在しないのか、ぼんやりしたまま3作目。主人公は陰険で孤独な中年になっていて、悪童日記での利発な子供の面影全くなし。何が嘘で、何が事実かの線引きも曖昧になり、今出てきた「私」は双子のどちらなのか、それとも夢の中の「私」なのか、聞いているうちに混乱した。
訳者あとがきより元々3部作を予定していたわけじゃない、と知って納得。一貫性を求めず、別々の物語として読んだ方がいいですね。

1>2>3

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