『螢川』のカバーアート

螢川

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螢川

著者: 宮本 輝
ナレーター: 松谷 染佳
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このコンテンツについて

立山連峰を望む北陸・富山市。少年の出会いと別れをいたち川のはるか上流に降るという蛍の大群の絢爛たる乱舞がつつむ・・・ 思春期のこころを妖かに、抒情的に、哀切に、描く。 第78回 芥川龍之介賞受賞(c)ことのは出版株式会社 現代文学

螢川に寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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ストーリー
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年老いて息子を得た父が息子に遺したもの

父の若き日の記憶は、息子にとって触れることのできないもの。それでいて、自分と繋がりをもとうとしてくる不思議な縁。

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素晴らしい

素晴らしい作品てした。他の作品も読みたいと思います。

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美しいです。

美しい詩のような宮本輝さんの文体とその繊細な情感を丁寧に歌い上げるようなナレーションが本当に素敵でした。美しくも、儚く、哀しく、そして生きぬく力強い生命感を感じさせる素晴らしい物語。映画を見ているようでした。

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富山県民です

頑張ってなまって下さっていますが、いまいち語尾が違うのです。
そして、西町は、「にしまち」じゃなくて「ニシチョウ」ながいぜ。録り直し希望

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情景が浮かび余韻が残る小説

繊細で細やかな情景や、主人公とその母親の感情の機微が思い描けるように表現されていた。
小説を聞き終わったあとの余韻もしばらく残っていた。

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美しく、リズム良い文章。

人間の奥深くの情や、欲や憂いがしみじみと心に流れ込んで来る。
年老いた父親に対する息子の、畏敬と忌みが交錯している、思春期特有の心情が伝わってくる。
行ったことのない土地の匂いまでもが、何故か分かるように思えた。

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まるで音楽を聴いているような。。。

目の前に浮かぶ情景。
ハッとする言葉で表される感情。
宮本輝さんの作品には、いつも心を鷲掴みにされてしまいます。

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富山を舞台にした作品——西町は「にしちょう」

最近 Audible で耳読書をすることが多くなり、かつて一度読んだまま長い間忘れていた本作品と『泥の河』を見つけて聴き、その後すぐに本を探り出して再読しました。日本の現代作家の多くを読んでおらず、宮本輝氏の作品はこの二作しか知りませんが、土地とそこに暮らす人々が見事に結びついて描写されており、日本語を読みこなした作家の文体に惹きつけられました。特に『螢川』については、富山ゆかりの作家と言われながら宮本氏が富山で過ごしたのは一年だけのようですが、土地や風景や当時の生活が精緻に描かれています(地味な県民性との乖離は多少感じますが)。富山弁も堂々と使われていてこそばゆいくらいですが、方言独特の言い回しや標準語と違って抑揚のないアクセントなどのため、ナレーションは苦労して読んでいただいていると思いつつも少し違和感を覚えます。何より、他の方のレビューにもありますが、西町は「にしまち」ではなく「にしちょう」であり、富山市中心の繁華街として誰もが知る地名ですから、県民としては「にしまち」では架空の街になってしまい、現実感がなくなったのが残念です。手元の角川文庫を見ましたら、地名などに多くのルビが使われているにもかかわらず、西町にルビはありませんでした。「にしまち」と読まれるのは無理もないことです。

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富山弁が物語を引き立てる 

さすがの文章 昭和の香りと登場人物の一人ひとりの息を感じさせる。

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エンディングに疑問

泥の河などの作品は高く評価しており、好きな作家ではありますが、本作品が良かったかと問われれば疑問が残ります。文章力は素晴らしく、美しい光景を上手く表現されているのですが、情緒/情景描写だけにとどまっているような...エンディングにもう少し工夫があっても良かったのでは?

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