![『[12巻] かくりよの宿飯 十二 あやかしお宿の回顧録。』のカバーアート](https://m.media-amazon.com/images/I/51HSNWHy5kL._SL500_.jpg)
[12巻] かくりよの宿飯 十二 あやかしお宿の回顧録。
(KADOKAWA)
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ナレーター:
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向井 莉生
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著者:
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友麻 碧
このコンテンツについて
葵が隠世で生きる決意をした日の裏話。天神屋創立に馳せた大旦那の想い。そして知られざるチビの大冒険。葵とあやかしたちが過ごした、ささやかな日々の回顧録。©Midori Yuma 2022 (P)KADOKAWA
いつまでも聴いていたい物語、いつまでも終わって欲しくないのです。
ストーリーとナレーションがピッタリ
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今回の魅力は、いつものにぎやかな日常に加えて、それぞれのキャラクターの“過去”や“想い”にスポットが当たっているところ。大旦那の昔話には思わずじんわり。あのクールな彼にも、若かりし日の熱い想いがあったんだなぁと、ギャップ萌えです。そしてチビの大冒険!いつもはサブキャラだけど、彼の奮闘ぶりにはちょっと涙ぐんでしまいました。
ナレーターの向井莉生さんの朗読も相変わらず素晴らしく、声のトーンやテンポが優しく、物語の世界にすっと引き込まれます。声で味わう「かくりよ」は、紙とはまた違った温もりがあるんですよね。
シリーズを通して感じてきた「誰かを思いやることの大切さ」や、「異なる世界をつなぐ心の架け橋」が、この最終巻で丁寧に、穏やかに描かれています。大きな事件はないけれど、それがむしろ心地よく、まるで馴染みの宿でゆっくり、まったり過ごす時間のようです。
最終巻といっても、物語はどこか続いていくような余韻があり、「ああ、終わっちゃった……」ではなく「また会える気がする」と思わせてくれる終わり方でした。
長年の聞き続けた方も、初めて触れる方も、きっとあたたかい気持ちになれる一冊。湯気の立つ味噌汁のみたいに、心がじんわり癒される作品でした。
「さようなら」じゃなく「ありがとう」――心に染みる、あやかしたちとの優しい回顧録。
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