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あらすじ・解説
明治36年(1900年)、ビクターの子会社であったアメリカのレコード会社・英国グラモフォンのプロデューサー・録音技師のフレッド・ガイズバーグにより、日本で最初の平円盤式レコードの出張録音が行われました。
初代桂春團治について
明治28年(1895年)、素行が悪かったため、「もっと厳しい噺家の許で修業をさせた方が良かろう」と考えた文我が、二代目桂文團治(後の七代目桂文治)に預け、桂春團治に改名。
創成期の吉本興行の稼ぎ頭で、高給取りとなりましたが、放蕩三昧の借金だらけ。昭和9年(1934)10月8日、胃ガンで没しました。
演目解説
『裏むき丁稚』
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『ゑびす小判』
一月九日・十日・十一日、大阪は戎神社の参詣で賑わいます。
戎(恵比寿、夷)は、イザナギ・イザナミの子として生まれましたが、骨の無いグニャグニャの身体だったため、葦で編んだ舟に乗せて海へ流されました。それが後に戻ってきて、西宮戎の祭神となったと言われています。
戎は商売繁盛の神様して崇められ、戎神社参詣の三日間は大勢の参詣人が集まります。参詣人は笹に小判・鯛・千両箱の玩具を吊ってもらい、それを持って帰って神棚に供えるようになりました。その玩具の偽物の小判を、戎小判と言うのです。
『お玉牛』
三代目春團治の十八番でしたが、それは立花家花橘から伝わったもので、代々の春團治が伝えたネタとは言いにくい。
当時は艶っぽい落語を吹き込むと警察の検査に引っ掛かり、訓告を受けて発売前に廃盤になることも考えられたため、吹き込みを控えたのだとも考えられましょう。
また、身振りが面白い落語のため、音だけで楽しむSPレコードの吹き込みには相応しくないと思ったのかも知れません。