
ボイスドラマ「ヒダテン(飛騨高山十顛)」#10
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このコンテンツについて
今回のボイスドラマは「絆」と「縁」。
奥飛騨の温泉宿に届いた、時を越えた一通の手紙。
それは、戦争という過去に埋もれたはずの「絆」を、現代にそっと呼び起こすものでした。
本作『絆』と続編『縁』は、飛騨高山を舞台に、戦火を越えて結ばれた人と人の心のつながりを描いたフィクションです。
しかし、語られる物語の中にある「想い」は、決して作り物ではありません。
一通の手紙、一枚の写真、一つのお守りが、今を生きる私たちに問いかけてくれます。
―絆とはなにか。―縁とはどう生まれるのか。
絆とは、見えないけれど確かに存在する“結び目”なのかもしれません。
祖母の遺品から始まった若女将の旅路は、やがて戦争という時代に生きた二人の青年と、残された者たちの想いへとつながっていきます。
戦争という不条理の中で、彼らが最後に信じたのは「もしも」の未来。
それを託した「写真」と「約束」は、やがて時を越えて、温泉宿のロビーに静かにたどり着きました。
あなたが誰かと出会い、心を交わし、そして別れた記憶のなかにも、きっと同じような絆が存在しているはずです。
どうか、その絆を、大切にしてください。
縁(えにし)という言葉は不思議です。
偶然にも思える出会いが、何十年の時を越えても、誰かの心を温め続けることがある。
彼らが残した言葉――「いざ、生きめやも」。
それは、命を懸けた別れの中にこそ宿る、未来への祈りだったのかもしれません。
飛騨の山間に響く蝉時雨。
温泉宿に満ちる湯気のぬくもり。
写真に焼きつけられた笑顔と、涙でにじむ記憶。
それらすべてが、いまを生きる私たちへ託された「生きるということ」へのメッセージです。
そしてあなたと、この物語が出会ったことも、きっと何かの“縁”なのでしょう。
2つの物語は番組「Hit’s Me Up!」の公式サイトや、Spotify、Amazon、AppleなどのPodcastプラットフォーム、「小説家になろう」でもお楽しみいただけますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。