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サマリー
あらすじ・解説
2024年2月6日に小澤征爾氏が亡くなられて早くも一年が経とうとしています。そこで今週と来週は偉大なマエストロが得意にしていたベルリオーズの曲に思いを馳せたいと思います。
それまでの作曲家の多くは、ピアノで弾く限られた音像の中で作曲してきましたが、ベルリオーズはより立体的なサウンドが頭の中に鳴り響いたに違いなく、圧巻の『死者のための大ミサ曲(レクイエム)』が生み出されました。ベルリオーズの幼少期、身近にピアノが無かった事が幸いしたのでしょうか。
オーケストラがあまりに大規模な編成であり、当時、死者を弔うには相応しくないとの批判もあったようですが、この曲がなければ、ヴェルディの名作『レクイエム』も誕生しなかったに違いありません。
中田昌樹さんのFacebookで小澤征爾/ボストン交響楽団の日本公演の映像がご覧になれます。
【出演】中田昌樹(指揮者)
【演奏】エクトル・ベルリオーズ作曲『死者のための大ミサ曲(レクイエム)』より第2曲 ディエス・イレ(怒りの日)
ノエル・エジソン/指揮
/演奏
イントロ&エンディング ドビュッシー『小さな黒人』 江澤隆行
【提供】笹川日仏財団
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