今回紹介するボイスドラマは「狼の涙」と「沈黙の契約」。「狼の涙」は囲炉裏端で語られる昔話のように、時を超えて語り継がれる運命の物語。

みなさんは「送り狼」という伝説をご存知でしょうか？
古くから日本の山間部には、一人で夜道を歩く旅人の後をつける狼の話が伝えられています。それは獲物として狙っているのではなく、むしろ危険から守ってくれる存在だと言われています。

この物語は、そんな送り狼の伝説をもとにした、ある家族と山に生きる者たちの切なくも力強い物語です。

「沈黙の契約」は、古の神話と現代の感性が交錯する幻想的な世界への扉を開きます。舞台は苔むした古社、神楽の儀式、そして巫女としての運命に翻弄される少女の視点から描かれ、神秘と現実、信仰と迷いの狭間に揺れる魂の叫びが紡がれています。物語の中で語られる「神の声」とは、単なる音や言葉ではなく、人々の心に深い印象を刻む存在。契約という運命の糸に導かれ、己の大切なものと引き換えにその声を取り戻す―その選択が、古来から伝わる神秘と現代の人間ドラマを象徴しています。読者の皆さまには、この物語を通して、己の内に潜む光と闇、そして運命に立ち向かう強さを感じ取っていただければ幸いです。

飛騨高山の魅力をたっぷりお届けするPodcast番組！

パーソナリティは、飛騨もも（CV：桑木栄美里）✨
毎回、飛騨高山の観光スポットや伝統文化、地元グルメなど、知られざる魅力を紹介しながら、高山を舞台にしたボイスドラマもお届けします。

「聴くだけで高山に旅した気分になれる♪」そんな番組を目指します！
📻 ぜひフォローして、一緒に高山の世界を楽しみましょう！

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声を失う、という経験は、多くの人にとって想像しがたいものかもしれません。けれど、声優や俳優にとって、それは人生そのものを揺るがすほどの出来事です。

1つ目のボイスドラマ『音』は、一人の声優が突如として声を失い、それでも表現者としての道を模索し続ける物語です。
「声」を生業とする者が声を失ったとき、何を感じ、どう生きるのか？
そして、言葉を持たずとも、人の心に響く表現は可能なのか？

これは、単なる喪失の物語ではありません。
沈黙の中にこそ響く、もう一つの「音」を見つける旅なのです。

2つ目のボイスドラマ「魔法使いの罠」は高山市を舞台にしたファンタジー・ミステリーです。

ヒロインは、薬草と魔力を駆使して人々の悩みを癒す魔法使い。
彼女のもとに訪れる人々は、それぞれの痛みや願いを抱えています。
ある日、常連客である青年が現れ、失踪した恋人の話を打ち明ける――。
彼女は魔法で真相を探ろうとしますが、そこには思いもよらぬ“罠”が待ち受けていました。

本作は、Podcast番組「Hit’s Me Up!」の公式サイトをはじめ、Spotify、Amazon、Appleなどの各種Podcastプラットフォームでも視聴できます。
耳でも楽しめる物語として、ぜひ音声版と合わせてお楽しみください（CV：桑木栄美里）