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＜内容紹介＞
月日は百代の過客にして
行き交ふ年もまた旅人なり

旅の詩人ともいわれる松尾芭蕉は、四十六歳の春、まだ見ぬ陸奥(みちのく)の地をめざして門弟曾良（そら）と旅に出る。住み慣れた住まいを人に譲り、旅に死す覚悟をも持ちながら、これから足を踏み入れる未知なる世界に、芭蕉の心は高揚する。

かくして江戸・深川から日光、那須野と北上し、白河の関を越え、松島、平泉と奥州の道をゆく。立石寺、出羽三山、象潟(きさがた)などを巡り、北陸に出て越後、金沢を南下し、結びの地・大垣に至る。一五〇日余、約二四〇〇kmの行程であった。その後、何度も推敲が重ねられ「おくのほそ道」は完成する。

名文・名句が散りばめられた芭蕉の最高傑作ともいえる「おくのほそ道」は、今なお人々の心を漂泊の旅へといざなう・・・

＜収録内容＞
01 タイトル
02 百代の過客
03 旅立
04 草加
05 室の八島
06 仏五左衛門
07 日光
08 黒髪山
09 那須
10 黒羽
11 雲岸寺
12 殺生石・遊行柳
13 白河の関
14 須賀川
15 栗の僧
...

第170回直木賞候補！ 激動の戦前戦後を生きた女性たちの大河小説。裕福な家に嫁いだ千代と、その家の女中頭の初衣。「家」から、そして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。

Six days ago, astronaut Mark Watney became one of the first people to walk on Mars. Now, he's sure he'll be the first person to die there. After a dust storm nearly kills him and forces his crew to evacuate while thinking him dead, Mark finds himself stranded and completely alone with no way to even signal Earth that he’s alive - and even if he could get word out, his supplies would be gone long before a rescue could arrive. But Mark isn't ready to give up yet.

老中も一目おく江戸一番の札差・三国屋の末孫の卯之吉が、同心株を買って、定町廻同心になった。腕っ節は全くないが、放蕩三昧を繰り返していたときに得た知識と金力で難事件を、次から次へと解決していく。

・・ときは平安。 背よりながく髪をのばし、絹織物を何重にもかさねて身に纏い、ろくに風呂にも入らず、重みのせいか陽に当たらず運動も足りない生活のせいかよろよろといざり動く女は、こちらを見て言い切る。 「春は、やっぱり暁方よね！」 ——だって空がなんともいえなくイイ！から！！ かわいいもの、しょんぼりしてしまうもの、わたしの好きな花、あこがれの上司、今日あったおもしろいこと。 千年を越えてはいても清少納言がかいているのはむずかしいことではありません。現代語訳もいいけれど、彼女の筆致「そのもの」をあじわっていただければと思います。おしゃべりするように聞いてください。

Tokyo resident Keiko Furukara has never fit in - neither in her family, nor in school - but when at the age of 18 she begins working at the Hiiromachi branch of national convenience store chain Smile Mart, she realizes instantly that she has found her purpose in life. Delighted to be able to exist in a place where the rules of social interaction are crystal clear (many are laid out line-by-line in the store's manual), Keiko does her best to copy the dress, mannerisms, and mode of speech of her colleagues, playing the part of a "normal" person excellently, more or less.

19歳になったキキ。あいかわらずそばには、相棒の黒猫ジジ。そんなジジにもヌヌとの素敵な出会いがありました。そして…長かったとんぼさんとの関係も大きく動き…。キキの新たな旅立ちの物語。

Akira Kido is a divorce attorney whose own marriage is in danger of being destroyed by emotional disconnect. With a midlife crisis looming, Kido's life is upended by the reemergence of a former client, Rié Takemoto. She wants Kido to investigate a dead man - her recently deceased husband, Daisuké. Upon his death she discovered that he’d been living a lie. His name, his past, his entire identity belonged to someone else, a total stranger.

Twenty-year-old Violet Sorrengail was supposed to enter the Scribe Quadrant, living a quiet life among books and history. Now, the commanding general—also known as her tough-as-talons mother—has ordered Violet to join the hundreds of candidates striving to become the elite of Navarre: dragon riders. But when you’re smaller than everyone else and your body is brittle, death is only a heartbeat away...because dragons don’t bond to “fragile” humans. They incinerate them.

これは「小説SMAP」である。放送作家・鈴木おさむが引退と同時に贈る、覚悟の一冊。

元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった。

日本の未来を奪った2発の弾丸。

本当に“彼”が、元総理を撃ったのか？

日本を震撼させた実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス。

『赤毛のアン』にとって2008年は記念すべき年です。それはこの物語が刊行されてちょうど100年の節目を迎えるからです。カナダが生んだ最も著名な女流作家モンゴメリは、自然豊かなプリンス・エドワード島を舞台に、一人の赤毛の少女を登場させました。想像力溢れるアンは数々の失敗を繰り返しつつ、周囲の人々との絆を深め、そして愛されながら、輝くように成長して行きます。そのアンの姿は100年の間、少女のみならず、世界中を魅了してきました。このオーディオ・ドラマ『赤毛のアン』はドラマ仕立て。思わずあなたをプリンス・エドワード島に引き込む、魅力の配役でお送りします。さぁ、あなたもプリンス・エドワード島にようこそ!

キキととんぼさんが結婚して15年。13歳になって旅立ちのときをむかえる双子の姉弟と、キキをはじめおなじみのコリコの町の人たちの新たな旅立ちが、さわやかに描かれる。大人気シリーズついに完結！

銭形の親分。ガラッ八。聞いたことないという日本人はおられまいと思えます。かの司馬遼太郎も、吉田茂も、夢中になった銭形を、絶品の語り口でお楽しみください。『金色の処女』『振袖源太』『大盗懺悔』『呪いの銀簪』『幽霊にされた女』『復讐鬼の姿』『お珊文身調べ』『鈴を慕う女』『人肌地蔵』『七人の花嫁』『南蛮秘法箋』『殺され半蔵』『美女を洗い出す』『たぬき囃子』『怪伝白い鼠』『人魚の死』『赤い紐』『富籤政談』『永楽銭の謎』『朱塗の筐』全二十話収録

『檸檬（れもん）』は、梶井基次郎の短編小説。1925年（大正14年）、同人誌『青空』の創刊号の巻頭に掲載された。その後、武蔵野書院より1931年に作品集として刊行された梶井の代表的作品である。 梶井 基次郎（かじい もとじろう、大阪生まれ、1901年 - 1932年）。志賀直哉に影響を受け、簡潔な文体と詩情溢れる作品を残したが、結核のため３１才の若さで亡くなった。

事例別に、聴くだけで心の状態を改善する物語。心がなおるシリーズ（１）は、上がり症に悩むクライアントが、心理カウンセラーの指導によって克服する話です。上がり症の方は、読むだけで効果が

A 30-something painter in Tokyo is abandoned by his wife and finds himself holed up in the mountain home of a famous artist. When he discovers a strange painting in the attic, he unintentionally opens a circle of mysterious circumstances. To close it, he must complete a journey that involves a ringing bell, a two-foot-high physical manifestation of an Idea, a dapper businessman who lives across the valley, a precocious 13-year-old girl, a Nazi assassination attempt during World War II in Vienna, a pit in the woods behind the artist’s home and an underworld haunted by Double Metaphors.

住まい、健康、ふるまい、人間関係……人生を心地よく整えるたった一つのものさし。何が心地よく、何が美しいことなのか。

日本近現代の名作小説や詩を、豪華声優人たちの朗読で味わうシリーズ。

とある町の路地を挟んで十軒の家が立ち並ぶ住宅地。そこに、女性受刑者が刑務所から脱走したとのニュースが入る。自治会長の提案で、住民は交代で見張りをはじめるが……。