『嘘つきたちへ』のカバーアート

嘘つきたちへ

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

嘘つきたちへ

著者: 小倉 千明
ナレーター: 浅井 晴美
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥1,650 で購入

¥1,650 で購入

このコンテンツについて

【第1回創元ミステリ短編賞受賞作】
小学校卒業以来、久方ぶりに東京で再会した三人。自然とあの日、あの事件を思い出す……。©2023 小倉千明・東京創元社 (P)2024 RRJ Inc.
サスペンス スリラー・サスペンス
すべて表示
最も関連性の高い  
推理ものというと長いものが多いので、しっかりしたストーリーの短編と言うのは貴重。内容は短編なりだけど面白い。まだまだ続きそうな結末には少し驚いた。
ナレーションが落ち着いた女性の声で聞きやすい。うっかりウトウトしてしまうことも…。
浅井さんのナレーションは、セリフと登場人物の演じ分けがはっきりしていて、わかりやすいです。人物をなかなか覚えきれないので、いつも助かっています。

意外な結末

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

こんなに短い物語の中で二転三転する上に、先が読めないのは中々凄いと思いました。
ナレーションは相変わらずの美しい声で素晴らしかったです。
キャラごとの声の使い分けもとても分かりやすい。

面白かった

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

話はまあまあ
あまり面白くない

そのうえ やはり ナレーターさんの突然の叫声?大声?がひどいです
いつもより 話のトーンが静かで良いと思ったけど やっぱり急変する大声や笑い声が無理です
なぜなのかな?他のナレーターさんはこんな叫声はないけどなぁ

リタイヤです

このナレーターさん やはり怖い叫声

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

これがオチか、と思ったら最後にまた想像してなかったオチがあった。
ちょうどよい長さで少し無理やり感もあるけど惹き込まれた。

え?

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

一度目より二度目に読んだ方がもっと怖かった。
短編とは思えない広がりがあった。

人間怖い

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

最後は「ヒェー怖すぎ」と思わず心の中で叫んでました。設定に?マークがついた場面もありましたが総じて面白いです。

怖すぎ

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

最初の語り手が何が得たかったのか、何が得られたのかは分かりませんでしたが、最後は怖さを感じました。

最後はゾクっ

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

怖いんですけど…
サイコパスの子供達こんな子供っているのかなぁ?短編なんで楽しめました。

怖い子供

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

こうゆうちょっとこわい感じの裏の裏が潜んでる話は面白くて好きです。アガサ・クリスティの短編集を思い出しました

おもしろかった

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

もしあなたが「あの頃」の友達にふと会ったとしたら、どんな気持ちになりますか?
この作品は、小学校卒業以来バラバラになっていた三人の人物が、久しぶりに東京で再会することから始まります。
懐かしい会話が交わされる中、彼らの間に流れるのは、どこかぎこちない沈黙。
で、徐々に浮かび上がってくる「過去の事件」。
この作品、1時間ちょっとの短編ながら、長編ミステリを読み終えたかのような読後感が残るんです。

小倉千明さんの筆致はとても繊細。
派手なトリックはありません。
でもその分、登場人物のちょっとした言動や沈黙の間に、ぞくっとする“違和感”が滲み出てきます。
語られないことの多さが、むしろ物語に深みを与えている。
これが第1回創元ミステリ短編賞を受賞した理由なんでしょうね。

さらに、浅井晴美さんのナレーションも素晴らしい。
感情を抑えた淡々とした語り口が、逆に登場人物たちの「取り繕った感情」を際立たせ、物語全体を包む“静かな不穏さ”をさらに引き立てます。

さて、聞き終わったあと思ったことですが──この物語、ただのミステリじゃありません。
「嘘」とは何か、「忘れる」とはどういうことか、でもって「赦す」ってなんだろう?って、自分自身の記憶や人間関係を振り返らされます。
もし過去に蓋をしてきたことがあるんなら、それを無理にこじ開けなくても、「そういう自分がいた」と認めることから、前を向くきっかけが得られるかも。

この作品を聴いて、なかなか前向きになれないですが、「過去と和解する勇気」をそっと手渡してくれるような物語ですね。
完璧でなくてもいい。
人は誰でも、嘘をついたり、忘れたふりをしたりして生きている。
そんな自分を責めすぎないで、「今ここ」を生きようって思えるようになります。

短い時間で心にじんわり染み入る、そんな大人のミステリをお探しなら、ぜひ一度耳を傾けてみてください。

忘れたはずの“あの日”が、静かに胸を刺す。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

レビューをすべて見る