土葬の村
(講談社現代新書)
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ナレーター:
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荻野 晴朗
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著者:
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高橋 繁行
このコンテンツについて
村人は、なぜ今も「土葬」を選ぶのか?
日本の伝統的な葬式である「土葬・野辺送り」が姿を消したのは、昭和の終わり頃とされている。
入れ替わるように火葬が増え、現在、日本の火葬普及率は99.9%を超える。
土葬は、日本の風土から完全に消滅してしまったのだろうか?
筆者は「土葬・野辺送り」の聞き取り調査を30年にわたって続け、平成、令和になっても、ある地域に集中して残っていることを突き止めた。
それは大和朝廷のあった奈良盆地の東側、茶畑が美しい山間にある。
剣豪、柳生十兵衛ゆかりの柳生の里を含む、複数の集落にまたがるエリアだ。
日本人の精神生活を豊かにしてきた千年の弔い文化を、まだ奇跡的に残る土葬の村の「古老の証言」を手がかりに、詳らかにする。
【本書の内容】
はじめに
第一章 今も残る土葬の村
第二章 野焼き火葬の村の証言
第三章 風葬 聖なる放置屍体
第四章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚
おわりに©高橋 繁行 (P)2021 Audible, Inc.
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ストーリー
富山市郊外に鎮座する鵜坂神社は、二千年の昔、崇神天皇の頃、四道将軍の一人大彦命によって建てられたと伝わり、六国史や延喜式にも載る、「越の大社」と言われた古社である。越中国司時代に大伴家持も参拝し、近くの神通川で鵜飼を鑑賞、万葉集に歌も残している。行基が二十四堂伽藍を建立、白鳳期には真言宗鵜坂寺も建てられ、源義仲の挙兵により一時焼失するも、源頼朝が再建、明治の神仏分離まで神宮寺として栄えた。こうした長い歴史を持つ神社であるが、特筆すべきは、平安時代から行われていたという特殊神事「尻打祭」である。これは、女が一年の内に会った男の数を申告し、神主がその数だけ榊で女の尻を打つというものであった。元々は、正月に七草粥を炊いた薪で女性の尻を打つと健康な子が生まれるという、公家の遊びが伝わったものだったが、鎌倉時代には、既に女の性の乱れを戒める趣旨であったという。「尻打祭」は「日本五大奇祭」の一つに数えられ、平安歌人・源俊頼や、松尾芭蕉がこの神事を詠んでいる。しかし、この行事は近代社会には馴染みにくく、明治以降は雌馬で行われるようになり、第二次大戦以後は途絶えた。けれども、近代的観念と相容れない、「SM」すら彷彿とさせるこのような行事にこそ、神事の真髄が垣間見えるのである。奇祭の向こうに「近代的常識」の揺らぎを見る。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之九拾四 新潟・粟島 離島という「独立小国家」
- 様々な氏族が興亡し、役割分担をして来た粟島は、今も我が道を往く「小国家」
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 32 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
新潟県北東、佐渡よりもさらに北の海に浮かぶ粟島。一島一村の粟島浦村に帰属し、独自に発電所も所有する。佐渡と同じく、西海岸は日本海の荒波に削られ、断崖絶壁の奇観を成し、初夏には岩ゆりで彩られる。歴史も古く、縄文遺跡が残り、万葉集には粟島を詠んだ歌が残っている。東海岸、島の中心集落・内浦の八所神社は、島の総鎮守と言えるが、その祭神は古代から天皇の守護神として宮中で祀られて来た「宮中八神」であり、歴史の古さの窺わせる。伝承によれば、最初に島に住んでいたのは蝦夷であった。9世紀初め頃には北部九州から松浦家がやって来て、内浦にて共存したという。やがて越前より本保家が渡って来ると、蝦夷と松浦家は西海岸に追いやられた。その後蝦夷は滅亡する。それから様々な変遷を経て、政治面を担う本保家、財政面を担う脇川家、学問面を担う神丸家と、各氏族が役割分担して島を統治して来た。このように、一つの島にあって、様々な氏族があるいは争い、あるいは共存して興亡する様は、一国の歴史を見るようでもある。本土と隔絶した自然が、こうした独自の歴史と文化を育んで来たのだ。常識をはるかに超越したゆるキャラ「泡姫ちゃん」など、現代の粟島にも、その独自性、独立性を見る事が出来る。離島というメインストリームに「まつろわぬ」存在を考察する。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之八拾弐 兵庫・出石 太陽光妊娠と新羅の王子
- 太陽光で妊娠して生まれた赤玉の化身の姫を追い、新羅王子・天日槍命が渡来する神話
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 30 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
兵庫県北部の豊岡市に、城下町・出石がある。出石藩主・仙石氏は、信州からの移封の際、そばを持ち込み、それが現在の名物・出石皿そばのルーツとなっている。桂小五郎が潜伏した住居や、新島八重の前夫・川崎尚之助の生家など、幕末の歴史に関わる史跡もある。そんな出石の街から外れたところに、但馬国一宮・出石神社が鎮座する。その祭神・天日槍命(アメノヒボコノミコト)は、古事記や日本書紀、播磨国風土記に神話が掲載されている。新羅にて、太陽光を女陰に受け、妊娠して赤い玉を産んだ女性がおり、新羅の王子である天日槍命がその赤玉を入手して、自邸に置いておいたところ、姫の姿になったので、これを妻とした。しかしある時、天日槍命と姫は喧嘩して、姫は祖国へ帰ってしまう。その祖国こそ、日本であった。姫は大阪あたりまで逃げ、天日槍命はこれを追うが追い切れず、結局但馬に土着したという。あるいは、天日槍命は出雲の大国主命と争い、播磨は大国主命、但馬は天日槍命が治めることになったという。また、その子孫からは、天皇の命で不老不死の果実を探し求めた田道間守(タジマモリ)が出ている。太陽光による懐妊、赤玉から生まれる姫、渡来する新羅王子といった、謎に満ちた神話の向こうに、古代における朝鮮と日本、父権社会と母権社会といったものの結節点を読み解く。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之参拾六 静岡・浜松 修験で栄えた火防の聖地
- 火防の神として全国で信仰された、修験の聖地・秋葉山は、御山人のルーツでもある
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 29 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
静岡県西部、浜松市の北の山中に鎮座する秋葉山本宮秋葉神社。ここは、全国に鎮座する「火防(ひぶせ)」の神・秋葉神社の総本宮である。東京・秋葉原の地名由来でもある(民衆が秋葉神社が勧請されたと誤解した)。秋葉山は、太古から火の神を祀った山であるといい、奈良時代に行基が寺院を営んだとされる。その後信州・戸隠の出身で、越後・長岡の蔵王権現で修業した三尺坊が、秋葉山に留まって「秋葉権現」となったという。三尺坊は観音菩薩の化身であり、烏天狗の姿で表わされ、数多くの眷属を従えるといわれる。このように、秋葉山は、神仏習合、修験道の聖地として栄え、全国から参拝客が訪れた。しかし、明治政府の神仏分離、廃仏毀釈により、神道の神社として改組され、仏教・修験道的要素が排除されて、秋葉権現も廃された(その後神社の近くに復興した秋葉寺等に祀られている)。なお、高橋御山人の母方は、修験の儀式を行い、年に一度は名古屋郊外の山に登り、山中の先祖の墓前で、「先達(せんだつ)さん(修験者、山伏のこと)」とともに神仏習合の供養を行っている。その山には秋葉神社が祀られ、「先達さん」も秋葉山で修業したという。御山人が「神話伝説研究家」となったルーツに迫る。尚、カバー画像は秋葉山の火打石。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之五拾壱 滋賀・永源寺 木地師を束ねる「フリーメーソン」
- 深山に逃れた親王に始まる木地師の里 諸国を漂泊する木工職人達を束ねる組織の秘密
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 28 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
滋賀県東部、鈴鹿山脈の西側の麓の旧永源寺町(現東近江市)の、三重県と境を接する最奥部に、木地師発祥の地であり、全国の木地師達の本拠地、元締の住む地があった。木地師とは、深山に分け入って木を伐り、ろくろで削って椀や盆などの木工品を作って、良材がなくなればまた移動するという、漂泊の民である。その木地師の元締めの集落が、永源寺の最奥部に蛭谷、君ヶ畑と二つある。皇位継承を巡る争いに敗れ、逃れてこの地に隠れ住んだ惟喬親王が、ろくろを発明し木地師の祖となったのが、その由来という。蛭谷には筒井神社があり、かつては「公文所」と呼ばれて、木地師の免状や通行手形を発行していた。木地師は全国の山の八合目以上の木を自由に伐って良く、通行も自由であった。境内にある資料館には、ろくろや椀、盆などの木工品の他、発行した免状や手形、全国の木地師を「氏子」として記録した戸籍の一種「駈帳」、時の為政者による許可状などがあり、古いところでは約千百年前、朱雀天皇の綸旨まである。君ヶ畑にはかつて惟喬親王が出家した金龍寺が建ち、「高松御所」と呼ばれ、筒井神社と同じく免状と手形を発行した。また、君ヶ畑にもゆかりの神社が建つ。深山に分け入り、全国を自由に往き来しつつも、一定程度組織化された木工職人達。ベールに包まれたその秘教的実態を探る。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾弐 宮崎・椎葉 「ヤル気」満々 平家の落人
- 宮崎の秘境・椎葉村 那須与一の弟と合流した平家の落人達は、再起を図る意欲満々!!
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 30 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
宮崎県西部、険しい山の谷あいにある秘境・椎葉村。伝承によれば、壇ノ浦で敗れた平家が落ち延び隠れ住んだが、源頼朝の命で那須与一の弟・大八郎が追討にやって来る。が、狩猟や焼畑など、山の暮らしで精一杯で、戦闘意欲を捨てた落人達を見て、便宜を図り、ともに暮らしたという。大八郎は、落人達のために、平家繁栄のシンボル・厳島神社を勧請さえした。さらに、平家の女官である鶴富姫と結ばれ、一子設けたという。大八郎はやがて頼朝の召還命令により椎葉を去るが、鶴富姫は娘に婿を取り那須姓を継がせ、その子孫が代々椎葉の庄屋を継いだ。その那須家の江戸時代の邸が今も椎葉に残っており、「鶴富屋敷」と呼ばれている。しかし、この鶴富屋敷や、椎葉村北部の十根川集落は、斜面に石垣を築いて屋敷を構えており、まるで山城に見え、十分に戦闘意欲を感じさせる。十根川には、大八郎御手植えと伝わる樹齢八百年の杉が聳える十根川神社があるが、これは彼らが再起を図ることを誓った記念碑のようにも見える。神仏習合色を残した神楽や、呪術性の強い正月行事、猪のお供えなど、山深い地ゆえの独特の文化が見られ、柳田國男も「後狩詞記」を著し「日本民俗学発祥の地」と言われる椎葉。その源泉たる「落人のエネルギー」を探る。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之弐拾壱 島根・松江 神々の法事 永遠の神在祭
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人
- 再生時間: 28 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
島根の県庁所在地・松江市北部、島根半島の中程に、出雲国二宮・佐太神社が鎮座する。全国の神々が出雲に集う旧暦十月「神無月」も、出雲では「神在月」となり、出雲大社では「神在祭」が行われるが、ここ佐太神社にも、神々が集うと言われ、「神在祭」が行われる。佐太神社に神々が集う理由は、奥の山に神々の母・イザナミノミコトが葬られており、「法事」を行うためだという。その先触れを告げるのが、毎年秋になると海流に乗って出雲へやって来る海蛇「龍蛇様」だ。蛇は、世界中の伝承で、永遠の生命の象徴とされる。それは、男性器に似た形状に由来するという。男性器は子孫を生み出すものであり、それを通じて、過去の祖先と、未来の子孫に繋がっていると。それ故に永遠の象徴だと。その永遠の象徴たる「龍蛇様」が、あの世から祖先神を連れてきて、子孫の神々と再会する。それが毎年繰り返される。この繰り返しによって、永遠の時が紡がれる。それが神在祭なのだという。これは「死と再生」という、世界中の多くの宗教が中心に据えたテーマである。神々の国・出雲で、その真髄を見る。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰
著者: 高橋 御山人
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遠野物語
- 著者: 柳田 國男
- ナレーター: テルヤン
- 再生時間: 3 時間 26 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
<内容紹介…
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ナレーションが最高
- 投稿者: 晟 日付: 2024/03/19
著者: 柳田 國男
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日本の伝説
- 著者: 柳田 国男
- ナレーター: 佐田 直啓
- 再生時間: 6 時間 33 分
- 完全版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
道ばたの石や木、小さな池や山も、遠い昔から言い伝えられてきた伝説で彩られている。
かつては私たちの身近にいくつも伝えられ、民間信仰と結びついて生活の一部となっていた伝説。「咳のおば様」「山の背くらべ」「神いくさ」など、今では語る人も少なく、忘れ去られようとしている伝説の数々を、民俗学の先駆者が、全国からくまなく採集し、美しく平易な文章で後世に残さんとした名著。
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興味深い内容です
- 投稿者: 七央 日付: 2018/11/09
著者: 柳田 国男
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高橋御山人の百社巡礼/其之八拾九 福井・勝山 武装する巨大宗教都市
- 霊峰白山の越前側信仰拠点として栄え、僧坊六千坊僧兵八千人を擁した平泉寺白山神社
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 31 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
「日本三霊山」に数えられる霊峰・白山。奈良時代に泰澄が開いてより、神仏習合の霊場として栄え、山頂を目指す登山口となる「馬場」が、越前、加賀、美濃に開かれた。そのうちの越前馬場が、現在、福井県勝山市に鎮座する平泉寺白山神社である。平泉寺は、平安後期に比叡山の末寺となり、最盛期には僧坊六千坊、僧兵八千人を数えたという。それだけに、歴史を動かした人物達とも関わりが深く、奥州藤原氏の拠点・平泉の地名由来は平泉寺にあるともいい、中尊寺の境内には鎮守社として白山神社があり、秀衡の銘がある釣鐘も残っている。逃亡中の源義経や弁慶の伝承もあり、楠木正成の甥で平泉寺僧だった恵秀律師が建てたという、正成の墓塔もある。戦国時代には、朝倉氏と並んで越前の有力な勢力となったが、朝倉氏の滅亡後、朝倉景鏡を匿い、一向一揆によって焼き討ちに遭い衰亡する。桃山時代から江戸時代にかけて再興されたが、明治の神仏分離によって神社となり、僧侶達も還俗して神官となった。広大な境内は、往時の繁栄を今に伝え、土塁など「武装勢力」であった証も残っている。なお、福井県を代表する観光地・東尋坊は、元々平泉寺の僧侶の名と言われ、粗暴だった東尋坊は、仲間に謀られて断崖より突き落とされ、祟りを成したという。越前に栄えた「巨大宗教都市」跡の神社を訪ねる。
著者: 高橋 御山人
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言葉以前のこと-内的コミュニケーションをめぐって
- 著者: 吉本 隆明
- ナレーター: 吉本 隆明
- 再生時間: 1 時間 11 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
※可能な限り音質向上を試みましたが、本作には聴きづらい箇所がございます。音源の歴史的価値を考慮して配信しておりますこと、予めご了承ください。
安原顕氏が主宰したメタローグ社の 創作学校で講演。 講演日時:1993年10月 主催:メタローグ社創作学校 収載書誌:メタローグ『詩人・評論家・作家のための言語論』(1999年)
(毎月第4水曜配信予定、全183巻)
著者: 吉本 隆明
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高橋御山人の百社巡礼/其之参拾四 飛騨・美濃の異形の宿儺 魔か神か
- 古代の飛騨・美濃に現れた両面四手四足の超人!円空も彫った両面宿儺は悪魔か神か!?
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 28 分
- オリジナル版
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ナレーション
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ストーリー
岐阜県の飛騨・美濃両地域の神社仏閣に、「両面宿儺(りょうめんすくな)」の伝説がある。彼は、二つの顔に、各四本の手足を持つ超人で、日本書紀にも仁徳朝の飛騨に現れたと書かれている。書紀では、人民を害し、朝廷に従わず討たれたとされ、岐阜県内の神社においても、書紀に近い伝承を伝える事が多い。一方、県内の寺院においては、善政を施した豪族や、龍を討った英雄、観音の化身などとして語られる。最も有名な伝承地は、円空作の宿儺像が残る、高山市東部、丹生川の千光寺だ。丹生川の北アルプスの麓には、宿儺が出現したという洞窟もある。高山市街、日本三大夜祭・高山祭で有名な桜山八幡宮他、美濃から丹生川へ至るルート沿いには、朝廷軍の進軍を伝える八社の八幡神社が鎮座する。高山市南部の飛騨一宮・水無神社には驚くべき伝承がある。ここでは「七儺(しちな)」という女の龍を宿儺が討ったとされているが、中世の記録によれば、水無神社の神体山・位山に宿儺が降臨し、神武天皇に皇位を授けたという。位山は、古代の祭祀遺構である巨石が数多く存在し、飛騨こそ大和以前の皇室のルーツだとする「異端」の説もある。「堕落論」で有名な坂口安吾氏も、宿儺や「飛騨王朝説」について調査し著述している。聖俗の交錯する異形の超人伝承の謎に挑む。
著者: 高橋 御山人
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高橋御山人の百社巡礼/其之五拾弐 広島・三次 魔物ハンターの広告戦略
- 少年が魔王から木槌を授かる江戸時代の怪異譚「稲生物怪録」 その舞台を訪ねる
- 著者: 高橋 御山人
- ナレーター: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- 再生時間: 28 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
中国地方の中央、広島県北東部の盆地に位置する三次市には、江戸後期の神道家・平田篤胤も強い関心を持った「稲生物怪録」という怪異譚を記録した書物が伝わる。江戸中期、三次藩士の息子である稲生平太郎が、仲間との肝試しで嵐の中近所の山に登り、触れれば祟りがあるという石に木札を結び帰ってくる。すると、連日連夜、化物がやって来て平太郎を驚かすが、平太郎は動じる事がない。それが一ヶ月続いて、その最後にはついに魔王・山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)が現れるが、それでも動じない平太郎に魔王は感嘆し、魔王の助力が得られる木槌を与えて去る、という話である。三次市には、その平太郎の屋敷跡や、「稲生物怪録」にも登場する山へ登る際の入口となった神社、木札を結んだ石、山麓の寺院などが今も残っている。また、平太郎は長じて武太夫と名乗り、三次藩が併合されたため広島へ移ったが、武太夫の名は広島でも轟いたようで、広島市内には武太夫を祭る神社があり、魔王より授かったという木槌も、市内の国前寺に伝わっている。また、四国・松山のお家騒動に関係した化け狸・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)を退治したという伝説が当地にあり、近隣にもその勇名が広く知られていた。「稲生物怪録」とは一体何だったのか?その舞台を訪ね、真相に迫る。
著者: 高橋 御山人
土葬の村に寄せられたリスナーの声
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ストーリー
- kabaka99
- 2023/02/23
葬儀に関する民俗学的事例と考察
タイトルだけ見ると、民俗学ホラーのようだが、実際には30年に及ぶ筆者の現地調査や先人たちの研究に基づく、日本各地の葬儀様式に関わる貴重な資料となっている。
タイトルにある「土葬」がその中心となっているとは言え、現代の大半が火葬となっている背景、特に南の島で見られる特異な葬儀様式、古くからの放置葬、風葬などにも実例を交えた記述がされていて興味深いし、先人たちの研究を受け継ぐ貴重な書であると感じた。
ただ、葬儀がテーマであるため、死者が多数登場し、いやでも「自分の死」への連想が働くので気持ちが落ち込んでいる時は聴かない方がいいかもしれない。
それにしても驚いたのは、法律上「土葬」が禁じられていないことと、土葬の場合、年月がたち埋められた柩が朽ちたあとは同じ場所に埋葬されることが多いということ、西洋と異なり埋葬される場所と死者に祈りを捧げる場所が異なる、ということだった。
今まで火葬に対して何の疑問も感じていなかったことに改めて気付かされた。
ナレーションも素晴らしい。淡々と読み上げることで、陰湿になりがちな本書を「研究書」として気品を保ち続けさせた。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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ストーリー
- Amazon カスタマー
- 2024/02/16
弔い
土葬、読む前には野蛮なものと思っていた、そしてこの考えはじそしてこの考えは、自分だけでなく、他の人も同じように思っていると思っていた。だから土葬から火葬へと移っていたそう思っていた。しかし土葬はとても死者を送るという意味では、人間的な行為であった。そういうことがわかった。興味深い一冊でした。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
ありがとうございました。
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