『有罪、とAIは告げた』のカバーアート

有罪、とAIは告げた

(小学館)

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有罪、とAIは告げた

著者: 中山七里
ナレーター: 佐々木 健
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このコンテンツについて

東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円は、日々の業務に忙殺されていた。公判、証人尋問、証拠や鑑定書の読み込み、判例等の抽出、判決文作成と徹夜が続く。
東京高裁総括判事の寺脇に呼び出された円は、ある任務を命じられる。中国から提供された「AI裁判官」を検証するというものだ。〈法神2〉と名付けられたその筐体に過去の裁判記録を入力する。果たして、〈法神〉が一瞬で作成した判決文は、裁判官が苦労して書き上げたものと遜色なく、判決もまた、全く同じものだった。業務の目覚ましい効率化は、全国の裁判官の福音となった。しかし円は〈法神〉の導入に懐疑的だった。周囲が絶賛すればするほどAI裁判官に対する警戒心が増す。
 そんなある日、円は18歳少年が父親を刺殺した事件を担当することになる。年齢、犯行様態から判断の難しい裁判が予想された。裁判長の檜葉は、公判前に〈法神〉にシミュレートさせるという。データを入力し、出力された判決は――「死刑」。ついに、その審理が始まる。
 罪は、数値化できるのか。裁判官の英知と経験はデータ化できるのか。連載、即緊急出版! 目前に迫るあり得る未来に、人間としての倫理と本質を問う法廷ミステリー。
©Shichiri Nakayama 2024 (P)2024 Audible, Inc.
ミステリー

有罪、とAIは告げたに寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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近い将来にありそうな話

AIを盲信する裁判官に背筋が寒くなりました。高性能であればあるほど、AIを疑う気持ちがなくなりそうなのがめっちゃ怖かった。
ラストはさすがという感じで、すごく良かったです。

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AIを作るのもまた人間

AIは便利だけど完璧ではないということをよく覚えておかなければならないとおもった
物事を決断するときには多角的意見を知ることが必要。なんでもすぐ信用せずに自分で考えて決断できるように心がけたい

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社会問題を刺激

AIの利便性の裏に潜む危険性が、その他の社会課題を散りばめ、 読みやすい ストーリーになっていた。

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AI時代と人間力

今時なお話。AI登場でなくなる仕事などの書籍が多々あるけれど
過労死するくらいならAIを大いに活用すべきと思う。だけど、感情を持つ人間
結局はAIをどう育てて、どう使うかは
人間にゆだねられていることを明らかにした作品と思う。

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まあ面白かったけど、、、

ちょっとITに関する知識が古いので、2010年ぐらいの作品なのかな?ストーリーも結論も考えさせるものではあるが、ありきたり。古き良き日本企業臭さを感じましたね。世界に置いていかれそうな。

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結末にホッとしました

人を裁くのであればそれなりの苦悩が必要という言葉に同感です。ナレーションも演技過多にならずに聴く側のイメージを尊重していました。警察捜査物でないためか裁判までの経緯が物足りませんでした。

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AI裁判官は近いかも

始まりは面白かったが、結果は予想どうり。
もう少し意外さがほしかった。

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「なるほど、このタイプね」といった印象

裁判ものとしては、他の小説と似ているような内容だったので、評価は低めですが、初めて裁判ものを聞くのであれば、よいかもしれない。

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AIと司法というテーマの組み合わせに唸る

元司法浪人のITコンサルとしては刺さりまくるテーマでした。AIと司法、どちらに関する記述にも違和感がなく、きちんと描かれている点が素晴らしいです。
ラストに向かう展開は、やや力技な印象もありましたが作品の価値はとても高いと感じます。
要介護探偵を先に読んでいたので、史上20人目の女性判事である高円寺女傑が何度も話題に上るのも非常に嬉しく思いました。

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AIの活用には慎重に慎重を期して判断することが必要

AIの活用は今後ますます増えていくものと思われるが、そういう世界の味気なさと怖さを感じる

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