『百年の子』のカバーアート

百年の子

(小学館)

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百年の子

著者: 古内 一絵
ナレーター: 石田 ひかり
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このコンテンツについて

人類の歴史は百万年。だが、子どもと女性の人権の歴史は、まだ百年に満たない。
舞台は、令和と昭和の、とある出版社。
コロナ蔓延の社会で、世の中も閉塞感と暗いムードの中、意に沿わない異動でやる気をなくしている明日花(28歳)。
そんな折、自分の会社文林館が出版する児童向けの学年誌100年の歴史を調べるうちに、今は認知症になっている祖母が、戦中、学年誌の編集に関わっていたことを知る。
世界に例を見ない学年別学年誌百年の歴史は、子ども文化史を映す鏡でもあった。
なぜ祖母は、これまでこのことを自分に話してくれなかったのか。
その秘密を紐解くうちに、明日花は、子どもの人権、文化、心と真剣に対峙し格闘する、先人たちの姿を発見してゆくことになる。
子どもの人権を真剣に考える大人たちの軌跡を縦糸に、
母親と子どもの絆を横糸に、物語は様々な思いを織り込んで
この先の未来への切なる願いを映し出す。
戦争、抗争、虐待……。繰り返される悪しき循環に風穴をあけるため、今、私たちになにができるのか。

人々の心を掬い取る達人・古内一絵さんが
「本当に書きたかったテーマ」と渾身の思いで取り組んだ
子どもの、女性の、母と子の人生を掴み取る姿を描き出す、感動大河小説。©Kazue Furuuchi 2023 (P)2023 Audible Originals, LLC
現代文学

【特別動画】石田ひかりさんインタビュー

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百年の子に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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とても良かった

人の朗読を聞くとは良いものだと思った
石田ひかりの声が良かった
ストーリーの内容も深かった

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出版にかける世代を超えた情熱!

まず石田ひかりのナレーションは、想像上に作品にぴったりでした。
とりわけ若い明日花の闊達な雰囲気によく合っていたと思います。登場人物も多くないので、人間関係がこんがらがらず、すんなり聴きすすめられました。まずオーディブルありき?の作品なのでしょうか。読みやすく助かりました。

「女性と子どもの人権の歴史はまだ100年に満たない」という言葉が心に刺さる一冊です。
どんなに時代が変化しても、まだまだ女性が働くこと、働き続けること、自分の足で立つことの困難はあり続けるけれど、助け合いながら前に進もうよ、あなたは敵ではないし、どんな形の生き方も大丈夫だよと古内さんは言ってくれているみたい。作者の目線が温かい。

「オーディブル」は、人生も半ば、目も悪くなって、読書の機会が減ってきたわたしへのご褒美のようなものです。これがあれば、まだ読書ができる、たくさん読んで、ちゃんと自分の頭で考えたり悩んだりしようと思えた一冊でした。

小学館も100周年を迎えましたね。
本作を読んで採算を度外視した学年誌や、図鑑、長い年月をかけた世界美術全集など、老舗出版社の矜持を感じる数々の書籍のことを思い出し、数十年前「小学一年生」を買ってもらった時の誇らしい気持ちを思い出しました。

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素晴らしい

ストーリーも語りも何もかもが良かった。
初めは何を言いたいのかわからなかったのに、最後に全ての綾が100年の歴史の中で一つになって行く様が、清らかで美しい。
素晴らしい話。

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素晴らしい作品なのに、もったいない

オーディブルの広告には「女性の自立」と大きく打たれていたが、それだけでなく戦争を考えたり出版業の歴史を知ったりするきっかけにもなる素晴らしい作品。
子供の人権歴史はたった100年と繰り返しながらも、言葉にして声高に訴えるのではなく登場人物の心情を通して女性の権利、働き方、男性の家事育児についての思い込みや偏見を煩わしさを伴わず爽やかに描いていて読みごたえも爽快感もある。
これだけの良品だからこそ、もっと演じ分けられ、全体のリズムを崩さないプロのナレーターさんに読んでほしかった。

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100年の歴史に感動

最初受けた印象が中盤から変わり、1つの事業に携わる人たちの物語の素晴らしさに感動しました。構成の仕方も面白く惹きつけられました。じっくりと聴く楽しさを味わいました。

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女性の生き方、仕事との向き合い方がよく描かれている。

子育ての方針や母親としての生き方は、いつも迷いの中にあるのでは、ないでしょうか?この作品では、戦中、戦後、そして今を行き来しながら、時代背景や男の人の考え方も、う〜ん、うちの父親もそうだったな〜と考えながら聞きました。楽しめる作品で、ナレーションもよかったです。ビカビカの1年生の宣伝を思い出しました。

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私も読んでいた学年誌の話

父の手配で毎月届いていた学年誌の話でした。紙で出来た付録を切取り(のりしろ)に糊付けして組み立てた事を懐かしく思い出しました。もう60年余り前の話です。田舎で決して裕福ではなかった家計で子供3人にそれぞれの学年誌を与えるのは大変だったと思います。亡き父に改めて感謝です。大切な事を思い出させてくれた本誌に感謝です。

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生きること。女性の生き方について感じることができる小説

男性にこそ読んでほしい。女性の地位や生き方は尊重されているのか、その苦難を押し付けて男性は生きているのではないのか。過ちを率直に取り上げてそこから学ぶことの大切さを、教えてくれる素晴らしい小説です。

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人の生き様とは

昭和の女性が生き抜いた、その生き様をひしひしと感じさせる作品である。
ナレーターの語りも心地よく 思わず 聞き入ってしまった。

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だんだん引き込まれます。

ナレーションがちょっとゆっくりしてます。でもだんだん引き込まれて、とても感動しました。おすすめです。

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