『「やりたいことをやる」だけでは人生の主人公にはなれない』のカバーアート

「やりたいことをやる」だけでは人生の主人公にはなれない

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「やりたいことをやる」だけでは人生の主人公にはなれない

著者: 内田 樹
ナレーター: 古川 雅達
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このコンテンツについて

今の若者は「やるべきこと」「やりたいこと」に関心を持つけれど、自分が「やれること」にはあまり関心を持ちたがらないようです。しかし、これからの世の中で生き残るために必要なことは、「自分は何をやれるのか」を知ることではないでしょうか。 この問いの中で私がいちばん興味を惹かれたのは、今の若者は「やるべきこと」「やりたいこと」には関心があるが、「やれること」には関心がない、という対比における助動詞の使い方でした。 これはなかなかいいところを衝(つ)いています。 英語で書いたらshouldとwould like toとcanですね。「ねばならぬ」「したい」と「できる」の対比です。ちょっと古めかしい文法用語で言うと、「当為(とう い)」「願望」と「可能」です。 ざっくり言い切ってしまうと、次のようなことになります。 動詞に「当為」と「願望」の助動詞をつけて話すのが「子ども」で、動詞に「可能」の助動詞をつけて話すのが「大人」である。(本文より) 内田樹&平川克美「大人の条件」はこちらから→http://yakan-hiko.com/uchida.html©Taturu Uchida, (P) 2016 Audible, Inc. 自己啓発

「やりたいことをやる」だけでは人生の主人公にはなれないに寄せられたリスナーの声

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入れ子の関係

大人と子どもの違いを困った人を助けることのできる人間であるか否かで分ける。ロシアのプロップは民話に通底するテーマは詳細な分析を基にし、人類の使命はそこにあるということでした。足りないところを補う入れ子の社会が人間社会だと思いました。

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