『暗殺』のカバーアート

暗殺

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暗殺

著者: 柴田 哲孝
ナレーター: 大谷 幸司
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このコンテンツについて

元総理が凶弾に倒れ、その場にいた一人の男が捕まった。


日本の未来を奪った2発の弾丸。

本当に“彼”が、元総理を撃ったのか?


日本を震撼させた実際の事件をモチーフに膨大な取材で描く、傑作サスペンス。
奈良県で日本の元内閣総理大臣が撃たれ、死亡した。その場で取り押さえられたのは41歳男性の容疑者。男は手製の銃で背後から被害者を強襲。犯行の動機として、元総理とある宗教団体とのつながりを主張した――。


日本史上最長政権を築いた元総理が殺された、前代未聞の凶行。しかし、この事件では多くの疑問点が見逃されていた。致命傷となった銃弾が、現場から見つかっていない。被害者の体からは、容疑者が放ったのとは逆方向から撃たれた銃創が見つかった。そして、警察の現場検証は事件発生から5日後まで行われなかった。
警察は何を隠しているのか? 真犯人は誰だ?

©2024 TETSUTAKA SHIBATA (P)2024 Audible, Inc.
サスペンス 文学・フィクション

暗殺に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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一つの解釈として面白い

実際に起きた暗殺事件での、急な日程変更、警備体制や警備の行動、山上の銃弾ではなく、首筋の射入口から心臓へ達し消失した銃弾が致命傷になったこと、警察発表の不合理、杜撰な現場検証、事件後の統一教会及び自民党との繋がり一辺倒の横並び報道などなど不可解な点が多々あるのは事実。そこから推測すれば、この事件への警察や自民党の関与は当然疑われるべきもの。しかしそこから先は、よくわからないのであくまでも一つの解釈として面白い仮説だと思った。
しかし、犯行の動機や背景など今ひとつ説得力が弱い気がした。
「暗殺2」などとした別バージョンの仮説展開も期待したい。

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絶対に風化させてはいけない。

わすれない。日本中が衝撃を受けてた日だ。少し、内容は違っていたが実際にあった話。今でも、テレビ番組の映像が目に浮かぶ。犯人を死刑にしてほしい。

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一つの仮説で片付けるわけにはいかない

とても興味深い内容で一気に聴いた。映画で言えば「罪の声」「JFK」なんかを思い起こさせる内容。また、「別班」的なものは、やはりあるのではないかとも思った。

これを手放しで受け入れるにはやや抵抗があるが、構成や筋立てが素晴らしく、その観点からは違和感を覚えるところがなかった。自分で裏を取りようがない箇所が一定程度あるからといって、陰謀論や一つの仮説で片付けるにはわけにはいかない。

これを、一つの切り口・視点として持っておけば、今後どこかで点と点が繋がり、符号するかもしれない。ナレーターも聴きやすくて良かった。

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いろいろ想像を掻き立てられる

小説では有るが、真実に近い部分がかなり含まれているようで……。

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現実とフィクションが交錯するサスペンスの傑作

敬称略。

柴田哲孝の『暗殺』は、現実の事件をベースにしたフィクションであり、リスナーを引き込むサスペンス作品です。

大谷幸司のナレーションが、物語の緊張感と深みを一層引き立てています。

物語は、日本の元総理大臣が暗殺されるという衝撃的な事件から始まります。

犯人として逮捕された男の背後には、複雑な政治的背景と宗教団体との関係が絡み合っています。

柴田は、実際の事件を元にしながらも、フィクションとしての自由を駆使して、読者を驚かせる展開を見せます。

この作品の魅力は、緻密なリサーチに基づいたリアリティと、スリリングなストーリーテリングにあります。

柴田は、事件の詳細を丹念に描写し、読者に「本当にこれがフィクションなのか?」と思わせるほどの説得力を持たせています。

また、登場人物たちの心理描写も見事で、特に犯人の内面に迫るシーンは圧巻です。

大谷幸司のナレーションは、物語の緊張感をさらに高めています。

彼の声は、登場人物たちの感情や状況を巧みに表現し、物語に引き込まれます。

特に、クライマックスシーンでの緊迫感は、聴いているだけで手に汗握る。

『暗殺』は、単なるサスペンス小説にとどまらず、現代社会の問題や政治の闇を鋭くえぐり出す作品です。

柴田は、事件の背後にある真実を追求しながらも、深い問いかけを投げかけます。

「なぜ人は殺されなければならないのか?」というテーマは、物語を通じて何度も繰り返され、深い考察を促します。

まとめると『暗殺』は、スリリングな展開と深いテーマ性を兼ね備えた傑作です。

柴田哲孝の卓越したストーリーテリングと、大谷幸司の見事なナレーションが融合し、忘れられない体験を提供します。

10時間20分という再生時間も、長さを感じさせないほどの没入感があります。

この作品は、サスペンス好きはもちろん、現代社会の問題に興味がある人にも強くお勧めします。

柴田哲孝の『暗殺』は、フィクションでありながらも、現実の事件に対する新たな視点を提供してくれる一冊です。

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飽きずに面白く聞けた

昔の事件などを持ち出したりして複雑で面白かったが、ラストで解決していないのがちょっと気持ち悪い

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フィクションとリアルの狭間

登場人物、団体も多いけど下地がある話なので頭の中で補える。一度事件のあらまし、YouTubeなど見てから読むと一層楽しめる。

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真実味を感じさせて怖くなる

ノンフィクションとのことですが、人物名が仮名となっていて、どこまで本当かドキドキしながら読みました。本当のところ、誰が黒幕だったのかと思うが、人の命をこんなにも簡単に奪うという蛮行が日本で行われていることが悲しく恐ろしく残念で苦しくなります。

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大衆には真実を知らされないかも・・と思わせる

事実とフィクションがミックスされた作品。
マスコミの報道を鵜呑みにしていたが、指摘されると確かに不自然かも・・と思えてしまう。

大衆には知らされない真実があるかもしれないと思わせる興味深いストーリーだった。

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平和の中で繰り広げられる戦争

柴田哲孝著「暗殺」は歴史的な事実とフィクションを織り交ぜた緊迫感あふれるサスペンス小説。国家レベルの陰謀や暗殺計画を背景に展開され、戦後日本の政治情勢に鋭い視点を向けている。登場人物たちの心理描写や現実と虚構が交錯するストーリー展開は読者を深く引き込む。正義と陰謀が交錯するテーマが強烈で、聴後も考えさせられる一冊。ナレーションもよかった。

日本は平和だ。そう思い込んでいる。実際相対的には治安もよく平穏と言っていい。しかし平和の中でこの人たちはずっと戦争を繰り広げている。

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