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未明の砦

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未明の砦

著者: 太田 愛
ナレーター: 山内 平
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このコンテンツについて

その日、共謀罪による初めての容疑者が逮捕されようとしていた。動いたのは警視庁組織犯罪対策部。標的は、大手自動車メーカー〈ユシマ〉の若い非正規工員・矢上達也、脇隼人、秋山宏典、泉原順平。四人は完璧な監視下にあり、身柄確保は確実と思われた。ところが突如発生した火災の混乱に乗じて四人は逃亡する。誰かが彼らに警察の動きを伝えたのだ。所轄の刑事・薮下は、この逮捕劇には裏があると読んで独自に捜査を開始。一方、散り散りに逃亡した四人は、ひとつの場所を目指していた。千葉県の笛ヶ浜にある〈夏の家〉だ。そこで過ごした夏期休暇こそが、すべての発端だった――。

自分の生きる社会はもちろん、自分の人生も自分で思うようにはできない。見知らぬ多くの人々の行為や思惑が作用し合って現実が動いていく。だからこそ、それぞれが最善を尽くすほかないのだ。共謀罪始動の真相を追う薮下。この国をもはや沈みゆく船と考え、超法規的な手段で一変させようと試みるキャリア官僚。心を病んだ小学生時代の友人を見舞っては、噛み合わない会話を続ける日夏康章。怒りと欲望、信頼と打算、野心と矜持。それぞれの思いが交錯する。逃亡のさなか、四人が決意した最後の実力行使の手段とは――。
最注目作家・太田愛が描く、瑞々しくも切実な希望と成長の社会派青春群像劇。

本タイトルは12時間を超えるため、パートごとに分割してダウンロードすることができます。

©Ai Ota 2023 (P)KADOKAWA
ミステリー

未明の砦に寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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    15
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ストーリー
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日本経済凋落の原因の一つを鋭く描く大作 多くの人に聴いてほしい

ある自動車メーカーのラインで働く非正規雇用の主人公たち4人が、人間として扱われるように戦っていく物語。
第1章は、多くの場面に飛び、たくさんの登場人物が出てくるのでなかなかついて行くのが大変でしたが、第二章で物語の中心がわかってくると最後まで引き込まれて一気に聴きました。
なぜこんなに引き込まれるのか?
小泉政権以降一気に広がった派遣労働者の闇、それを積極的に政治に働きかけて推進してきた経団連企業、国民の生活を考えずに既得権益を擁護する政治家、官僚機構、そして真実を求めて調査報道するのではなく、官僚の発表をそのまま垂れ流すだけの大手マスコミと現代の日本の問題点をこの非正規労働者4人の戦いを通して描き切った著者の調査力、構想力は素晴らしいです。
そして、なんといっても主人公たちが必死に勉強し知識をつけ、巨大な企業に立ち向かっていく姿は、知識を持つことがいかに大切かを教えてくれます。
実際の世界では、押しつぶされて終わってしまうところ、弱い者の味方になってくれるのが長年昇進試験に合格しないひら刑事と雑誌記者、そして体制に合わせないで登校拒否になったのち、自分を押し殺して生きてきたエリート社員が助けるのも聞きどころのひとつ。

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間違いなしです

今回も骨太で綿密に練られたストーリーにハマりました。
出だしから登場人物の多さに少し慌てました。
以前、ガラパゴスという他著者の非正規・派遣工の小説を読んで何とも言えないやるせない気持ちを引きずりましたが、この作品でも日本の労働環境、あらゆる権力の闇とつながりが描かれていて、
日々無知で視野が狭い生活をしている自分がただただ恥ずかしく。
ただ、今作品には希望がありましたのでコサカさんと脇くん、ファンになりました。
ナレーションが上手かった!

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毎作品素晴らしい

骨太のストーリーテリングとそれを支える広い見知
人物造形も見事
本当に素晴らしい作家
朗読は淡々としているが、内容が熱いのでちょうどいいのかも

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使い捨ての紙コップ

いつまでも勝ちが確実な勝負が巡ってくるまで待っていては負け続けるだけ。
戦わなければ世襲経営者や政治家にいい様に使い捨てられる。
脇さんの想いが胸に響きました。
犯罪者や幻夏と同様に太田愛さんの文章はダレることなく物語に惹き込まれます。

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テンポが良い

太田愛さんのお話はどれも私史上最高にテンポ良い小気味良い作品です。次が本当に楽しみです。

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プロレタリアエンターテインメント

オーディブルで聴了後、書籍を読むかどうか判断するのが最近のルーティンです。
これは途中で本屋さんに走り、活字&朗読のハイブリッド形式にて楽しみました。
今の自分が置かれている環境では、唯一の趣味である読書をする時間も体力、気力すら残らない日々に、労働者としての自らを投影していた感と、(都合の)良い子であることに無意識に徹するのが骨身に染み付いていることを自覚させられたところが眼前の景色を少し変えてくれたように思いました。

実写化…よりアニメ化して欲しいなぁ…

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立ち上がることの大切さ

今や、未来を変えたければ、立ち上がらなければいけない。という、わかりきった事を改めて考えさせられるとても良い作品でした。
もう少しナレーションに抑揚や、明確な人物像があるともっと面白かったと思いました。

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失望

この物語を聞いてなお、少しも行動を起こそうと思わない自分は、この社会に毒されているのだろうか

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日々の気付きと自覚、そして勇気

聴きながら、こんなに腹が立った作品はない。無論、作品の不出来という意味ではなくて、作品に没入したがゆえだ。敵は大企業であり、国家権力である。この小説で語られることはフィクションであるとしても、その断片はわれわれの日常に確かに実在する。そのことに目を背けてきた自分にも苛立ったのだろう。
権力にペン先を向ける太田さんの作品が好きです。早く次作を出して欲しい。

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「文庫」のシーンだけでも読むべき!ドラマ化して欲しい!

新聞で法政大学前総長 田中優子氏が紹介していたのをきっかけに、興味が沸いて聴いてみた。
今までAudibleで聴いた中で、一番自分の心に深く突き刺さった内容だった。

登場人物の一人一人心情や生い立ちが丁寧に描かれていたが、誰がどの職業なのか途中でわからなくなってしまった。最後は回収できたのだが、相関図などを作りながら聴けば良かった。

ナレーションも聴き易く、Audibeでなければ、最後まで聴けない量だったので助かった。

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