Audible会員プラン登録で、12万以上の対象タイトルが聴き放題。
-
無系統虎列剌(小学館の名作文芸朗読)
- 小学館
- ナレーター: 織田 優成
- 再生時間: 24 分
カートのアイテムが多すぎます
カートに追加できませんでした。
ウィッシュリストに追加できませんでした。
ほしい物リストの削除に失敗しました。
ポッドキャストのフォローに失敗しました
ポッドキャストのフォロー解除に失敗しました
3か月無料
Audible会員プラン 無料体験
こちらもおすすめ
-
鉄鎚
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 54 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
――ホントウの悪魔というものはこの世界に居るものか居ないものか――
――居るとすればその悪魔は、どのような姿をしてドンナ処に潜み隠れているものなのか――
――その悪魔はソモソモ如何なる因縁によって胎生しつつ、どのような栄養物を摂(と)って生長して行くものなのか――
――その害悪と冷笑とを逞ましくし行く手段は如何――
かような質問に対して躊躇せずに答え得る人間は、そう余計には居るまいと思う。然るに私はまだヤット二十歳になったばかしの青二才である。だから聖人でも哲学者でもない筈であるが、しかしこの問いに対しては明白に答え得る確信を持っている。
――ホントウの悪魔とは、自分を悪魔と思っていない人間を指して云うのである――自分では夢にも気付かないまんまに、他人の幸福や生命をあらゆる残忍な方法で否定しながら、平気の平左で白昼の大道を濶歩して行くものが、ホントウの悪魔でなければならぬ――
――だから本当の悪魔というものは誰の眼にも止まらないで存在しているのだ――
――そのような悪魔の現実社会に於ける生活とか、仕事とかいうものが如何に戦慄すべきものがあるかという事なぞも、滅多に考えられた事がないのだ――
...
著者: 夢野 久作
-
巡査辞職
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 2 時間 18 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
「草川の旦那さん。大変です。起きて下さい。モシモシ。起きて下さい。私は深良一知(ふからいっち)です」
暑い暑い七月の末の或る早朝であった。山奥の谷郷村駐在所の国道に面したホコリだらけの硝子戸をケタタマシク揺ぶりながら、一人の青年が叫んだ。
それは見るからにここいらの貧乏百姓の児と感じの違った、インテリじみた色の白い鼻筋のスッキリとした美しい青年であった。慌てて走って来たものと見えて、手拭浴衣の寝巻に帯も締めない素跣足が、灰色の土埃にまみれている。……と……駐在所の入口になっている硝子戸が内側からガタガタと開いて、色の黒い、人相の悪い顔に、無精鬚をぼうぼうと生した、越中ふんどし一つの逞ましい小男が半身を現わした。
「どうしたんか」
「アッ。草川の旦那さん」
草川巡査はねむそうな眼をコスリコスリ青年の顔を見直した。
「何だ。一知じゃないかお前は……」
「はい。あの……あの……両親が殺されておりますので……」
「何……殺されている? お前の両親が……」
「はい。今朝、眼が醒めましたら、台所の入口と私の枕元に在る奥の間の中仕切が開け放しになっておりましたから、ビックリして奥の間の様子を見に行ってみますと、お父さんと、お母さんが殺されております。蚊帳(かや)が釣ってありますので、よくわかりませんが
著者: 夢野 久作
-
冗談に殺す
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 52 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
私は「完全な犯罪」なぞいうものは空想の一種としか考えていなかった。
著者: 夢野 久作
-
戦場
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 58 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
外科病院を開業しているポーランド生まれのドイツ医学博士。1916年の1月の末。医学博士が28歳の時、ベルリンの市役所に傭医院を勤めていた。
著者: 夢野 久作
-
黒白ストーリー
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 40 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
いなせな仕事着を着た若者・三平。飯田町付近の材木置き場の中の板をあちこちに並べ直していた。しきりに声色を使い、時には変な身振りを混ぜた三平は芝居気違いだ。
著者: 夢野 久作
-
鉄鎚
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 54 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
――ホントウの悪魔というものはこの世界に居るものか居ないものか――
――居るとすればその悪魔は、どのような姿をしてドンナ処に潜み隠れているものなのか――
――その悪魔はソモソモ如何なる因縁によって胎生しつつ、どのような栄養物を摂(と)って生長して行くものなのか――
――その害悪と冷笑とを逞ましくし行く手段は如何――
かような質問に対して躊躇せずに答え得る人間は、そう余計には居るまいと思う。然るに私はまだヤット二十歳になったばかしの青二才である。だから聖人でも哲学者でもない筈であるが、しかしこの問いに対しては明白に答え得る確信を持っている。
――ホントウの悪魔とは、自分を悪魔と思っていない人間を指して云うのである――自分では夢にも気付かないまんまに、他人の幸福や生命をあらゆる残忍な方法で否定しながら、平気の平左で白昼の大道を濶歩して行くものが、ホントウの悪魔でなければならぬ――
――だから本当の悪魔というものは誰の眼にも止まらないで存在しているのだ――
――そのような悪魔の現実社会に於ける生活とか、仕事とかいうものが如何に戦慄すべきものがあるかという事なぞも、滅多に考えられた事がないのだ――
...
著者: 夢野 久作
-
巡査辞職
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 2 時間 18 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
「草川の旦那さん。大変です。起きて下さい。モシモシ。起きて下さい。私は深良一知(ふからいっち)です」
暑い暑い七月の末の或る早朝であった。山奥の谷郷村駐在所の国道に面したホコリだらけの硝子戸をケタタマシク揺ぶりながら、一人の青年が叫んだ。
それは見るからにここいらの貧乏百姓の児と感じの違った、インテリじみた色の白い鼻筋のスッキリとした美しい青年であった。慌てて走って来たものと見えて、手拭浴衣の寝巻に帯も締めない素跣足が、灰色の土埃にまみれている。……と……駐在所の入口になっている硝子戸が内側からガタガタと開いて、色の黒い、人相の悪い顔に、無精鬚をぼうぼうと生した、越中ふんどし一つの逞ましい小男が半身を現わした。
「どうしたんか」
「アッ。草川の旦那さん」
草川巡査はねむそうな眼をコスリコスリ青年の顔を見直した。
「何だ。一知じゃないかお前は……」
「はい。あの……あの……両親が殺されておりますので……」
「何……殺されている? お前の両親が……」
「はい。今朝、眼が醒めましたら、台所の入口と私の枕元に在る奥の間の中仕切が開け放しになっておりましたから、ビックリして奥の間の様子を見に行ってみますと、お父さんと、お母さんが殺されております。蚊帳(かや)が釣ってありますので、よくわかりませんが
著者: 夢野 久作
-
冗談に殺す
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 52 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
私は「完全な犯罪」なぞいうものは空想の一種としか考えていなかった。
著者: 夢野 久作
-
戦場
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 58 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
外科病院を開業しているポーランド生まれのドイツ医学博士。1916年の1月の末。医学博士が28歳の時、ベルリンの市役所に傭医院を勤めていた。
著者: 夢野 久作
-
黒白ストーリー
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 40 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
いなせな仕事着を着た若者・三平。飯田町付近の材木置き場の中の板をあちこちに並べ直していた。しきりに声色を使い、時には変な身振りを混ぜた三平は芝居気違いだ。
著者: 夢野 久作
-
人間レコード
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 斉藤 範子
- 再生時間: 40 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
下関の桟橋へ着いた七千噸級の関釜連絡船、楽浪丸の一等船室から一人のみすぼらしい西洋人が出てきた。
著者: 夢野 久作
-
暗黒公使
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 13 時間 36 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
大正九年二月二十八日の午後零時半頃のこと。パリに住む元・警視庁捜査一課長の狭山九郎太の家に一人の不思議な青年が訪ねてきた。
著者: 夢野 久作
-
超人鬚野博士
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: テルヤン
- 再生時間: 3 時間 29 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
髭野博士は実に不思議な男だった。 曰く、彼が日本にいるために英国も、米国も、露西亜も、日本に戦いを挑まない。何故なら髭野博士がどんな最新の武器を内々で取り揃えさせているから。
-
-
夢野久作はドグラ・マグラが有名ですが
- 投稿者: K 日付: 2023/04/11
著者: 夢野 久作
-
衝突心理
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 西村 健志
- 再生時間: 24 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
早朝の三時頃、京浜国道川崎市の東の外れで、トラック同士が衝突した。追突した運転手は蟹口才六。
著者: 夢野 久作
-
斬られたさに
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 斉藤 範子
- 再生時間: 1 時間 23 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
黄色い桐油の旅合羽を着た若侍が一人松の間に平伏している。その前後に二人の髭武者が立ちはだかっていた。どうやら若侍が髭武者達に絡まれているようだ。
著者: 夢野 久作
-
悪魔祈祷書
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 那波 一寿
- 再生時間: 57 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
『いらっしゃいまし。お珍らしい雨で御座いますナアどうも……こうもダシヌケに降り出されちゃ敵かないません。 いつも御贔屓ひいきになりまして……ま……おかけ下さいまし。一服お付けなすって……ハハア。傘をお持ちにならなかった。ヘヘ、どうぞ御ゆっくり……そのうち明るくなりましょう。』 とある東京の古本屋。夏もあらかた過ぎ、季節はずれの激しい夕立の中、ずぶ濡れになったお客がひとり。古本屋の主人は古本屋稼業の日常などの四方山話を語り始めた。 話はひょんなことから、医専の生徒が持ち込んだ一六二六年に英国で出版された筆写本。曰くつきの"聖書"の話に。世界中にたった一冊しかないと噂に聞いたデュッコ・シュレーカーのBOOK OF DEVIL PRAYER(外道祈祷書)『悪魔の聖書』だった。豪雨の中の鄙びた古本屋。店の中にはずぶ濡れの大学教授と、怪しげな店主の二人きり。物語は思わぬ方向に進み・・・。
-
-
古き良き時代の・・
- 投稿者: Orlaya 日付: 2022/05/05
著者: 夢野 久作
-
一足お先に
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 西村 健志
- 再生時間: 2 時間 17 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
の膝小僧が不意にキリキリと痛み出して青年・新東は跳ね起きた。何かしらの鋭い刃物で突き刺されたような痛み。 半分夢心地のまま、その辺りを触ってみると右足が見つからない。そう、新東は肉腫によって右足を切断していた。 切断してから気味の悪い足に関する夢をよく見ていた。
著者: 夢野 久作
-
虫の生命
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 安田 愛実
- 再生時間: 14 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
炭焼きの勘太郎は、妻も子もいない独り者。毎日毎日、奥山で炭焼釜の前に立って煙を眺めては淋しいと感じていた。
著者: 夢野 久作
-
焦点を合せる
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: テルヤン
- 再生時間: 1 時間 6 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
荷物船・海牛丸の機関長である主人公は、九州大学の留学生・李発を船内に招いた。機関長は、ちょうど上海を出る間際に知り合いの王から李発のことを頼まれていた。
著者: 夢野 久作
-
キチガイ地獄
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 西村 健志
- 再生時間: 1 時間 20 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
精神状態が回復した「私」は退院するために院長に相談する。事業を聞かないと退院させる訳には行かないという院長。
-
-
リアリティーが無い。
- 投稿者: Kindleのお客様 日付: 2023/12/01
著者: 夢野 久作
-
木魂
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 斉藤 範子
- 再生時間: 1 時間 27 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
「……俺はどうしてコンナ処に立ち佇どまっているのだろう……踏切線路の中央まんなかに突立って、自分の足下をボンヤリ見詰めているのだろう……汽車が来たら轢ひき殺されるかも知れないのに……。」
著者: 夢野 久作
-
眼を開く
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: テルヤン
- 再生時間: 38 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
唯物弁証法的な考えを持つ小説家に起こったひとつの出来事。ある若い小説家が創作に専念するためにある山奥にこもる。
著者: 夢野 久作
-
笑う唖女
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 斉藤 範子
- 再生時間: 1 時間 3 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
形容のできない奇妙な声が突然聞こえてきた。甘川家の座敷中が静まりかえる。 ここは、十畳と十二畳続きの広間で紋付袴の大勢の人々が酒を飲んでいた。そこには、新郎の当主であり、青年医師の甘川澄夫に新婦の初枝。
著者: 夢野 久作
-
復讐
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 斉藤 範子
- 再生時間: 1 時間 24 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
S岳村から五六町離れた山裾に藤沢病院が立っていた。
著者: 夢野 久作
-
骸骨の黒穂
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 斉藤 範子
- 再生時間: 57 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
直方の南の町外れに一軒の居酒屋があった。主人は藤六といい六十絡みの独身者の老人。
著者: 夢野 久作
-
人間腸詰
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 伊原 農
- 再生時間: 1 時間 24 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
あっしの洋行の土産話ですか。イヤハヤどうも……あんまり古い事なんで忘れちゃいましたよ。何なら御勘弁願いたいもんで……ただもうビックリして面喰めんくらって、生命からがら逃げて帰けえって来たダケのお話でゲスから……。……ヘエ……あの話。あの話と申しますと?ヘエ。世界が丸いお蔭で、あっしが腸詰になり損なった話……。うわあ。こいつあ驚いた。誰からお聞きになったんで。ヘエ。あの植木屋の六から……弱ったなあドウも。飛んでもねえ秘密をバラしやがって……アイツのお饒舌と来た日にゃ手が附けらんねえ。死んだ親父から聞きやがったんだナ畜生……誰にも話したこたあねえのに……。...
-
-
ナレーション見事
- 投稿者: 蔵六 日付: 2022/06/04
著者: 夢野 久作
-
けむりを吐かぬ煙突
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 59 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
新聞記者の「私」はお屋敷に住むある未亡人に目をつけた。巨万の財産を死蔵し珍書画の収集に没頭していた伯爵。45年前に肺病により死んでしまい夫人は未亡人となる。
著者: 夢野 久作
-
難船小僧(S・O・S・BOY)
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 西村 健志
- 再生時間: 1 時間 17 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
「ギャア――。ウワアッ。助けて助けて……カンニンして下サアイ。僕はこの船を降りますから……どうぞどうぞ……助けてエ助けてエッ……」
「アハハハ。どうもしねえだよ。仕事を手伝いせえすれあ、ええんだ」
「許して……許して下さあい。僕……僕は……お母さんが……姉さんが家(うち)に居るんですから……」
「ウハハハハ……云う事を聴かねえとコレだぞ」
「致します致します。何でも致します。……すぐに……すぐに船から下して下さい。殺さないで下さい」
「知ってやがったか。ワハハハハハハハ」
昭和二年頃の十月の末だったっけ……
足音高くブリッジに登って行った俺は、船長(おやじ)の背後でワザと足音高く立停まった。
「おはよう……」と声をかけたがは見向きもしない。何しろ船長仲間でも指折の変人だからね。何か一心に考えていたらしい。俺は右手に提げた黄色い、四角い紙包を船長の鼻の先にブラ下げてキリキリと回転さした。
「御註文のチベット紅茶です。やッと探し出したんです」
船長(おやじ)はやっとびっくりしたらしく首を縮めた。無言のまま六尺豊かの長身をニューとこっちへ向けて紅茶を受取った。
「ウウ……機関長か……アリガト……」とプッスリ云った。コンナ時にニンガリともしないのがこの船長の特徴な
著者: 夢野 久作
-
ココナットの実
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: あべわき
- 再生時間: 1 時間 11 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
妾こと美少女エラ子は、神戸海岸通りのレストラン・エイシャの隅っこに腰掛けていた。
著者: 夢野 久作
-
黒い頭
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 村上 めぐみ
- 再生時間: 8 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
花子さんは夢中になって友達と羽子をついていた。そのうちに、羽子板の裏の美しい姉さんの顔のほっぺが凹んでいるのを見つけた。
-
-
童話かな
- 投稿者: いかりや 日付: 2022/04/29
著者: 夢野 久作
-
S岬西洋婦人絞殺事件
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 西村 健志
- 再生時間: 1 時間 37 分
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
R市に在る某石油会社の支配人で有名な愛妻家である×国人のJ・P・ロスコー。最愛の夫人は、今年二十四になるマリイ・ロスコー。
著者: 夢野 久作
-
人の顔
- 著者: 夢野 久作
- ナレーター: 蘇武 ケンジ, 中山 依里子
- 再生時間: 1分未満
- 完全版
-
総合評価
-
ナレーション
-
ストーリー
チエ子には奇妙な癖があった。空でも壁でも木の幹でも、様々な場所や物をじっと見つめていると、チエ子にはそこに人の顔が見えた。母親と夜道を歩いていたチエ子は星空を指差して、父親の顔があると言った。それを聞いた母親は、チエ子を気味悪がってあまり可愛がらなくなっていった。その後、長い間航海から帰ってきた父親と二人で、チエ子は活動(活動写真)を見に出かけた。その帰り道、チエ子は夜空を指差して母親の顔があると言ったが、上機嫌だった父親は可愛い子どもの話を微笑ましく聞いていた。しかしチエ子には、母親の顔の隣に父ではない別の人間の顔が見えた…
著者: 夢野 久作