エピソード

  • 第165回『敵がいないと組織はまとまらない?カルト×マネジメント論を語ろう!(後編)』
    2025/05/19
    第165回『敵がいないと組織はまとまらない?カルト×マネジメント論を語ろう!(後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・ラブボミングはサークルの進化版?(笑)・ABFメンバーのサークルあるあるを語る・学生をまとめるためにはカルト思想が必要なのか論・秘密や大きな経験を共有すると団結できるのか?・『手の動きを先輩に見せるな!!(笑)』・『ABFに入ったらこれをやる』を作ろう!・ショートカットは覚えてきてほしいです(笑)・洗脳フレームワークBITEとは?・組織マネジメントとカルトは表裏一体?カルトのことば:なぜ人は魅了され、狂信してしまうのかhttps://amzn.asia/d/4sMBy1Z「ラブボミングって何?――称賛と歓迎の“愛情爆撃”」今回のエピソードでは、「ラブボミング(Love Bombing)」という言葉から話が始まる。この言葉はもともと宗教団体などが新規メンバーを取り込むために使う“過剰な愛情表現”のこと。褒め称えたり仲間に引き込んだりすることで「ここは安全な場所だ」と思わせる心理的な手法だが、番組メンバーは「これって自分のサークルもそうだったよね?」と、学生時代の部活動・サークルでの“独特な慣習”に話が展開していく。「思い出す“謎の儀式”――なぜか共通する過剰な洗礼」各メンバーが語る学生時代の「ラブボミング的体験」が続々と明かされる。内容は多岐にわたるが、いずれも“最初に仲間として認められるための試練”だったという点で一致する。過剰なまでの内輪言語・儀式・集団行動が、奇妙な一体感を生み出す仕組みとして機能していたことに気づかされる。「やっぱりそれ、“宗教”じゃない?――組織づくりと洗脳の境界線」ここでメンバーが言及したのが、カルト宗教における「洗脳のフレームワーク(BITEモデル)」だ。行動(Behavior)、情報(Information)、思考(Thought)、感情(Emotion)という4つの領域を統制することで、人を支配していく構造を言語化したもの。学生サークルや企業でも無意識にこの構造が再現されている場合があると指摘され、称賛・儀式・情報遮断・服従などが、メンバーの結束と同時に“異常な常識”を生む仕組みとなっていると分析される。「“やってた自分”を笑いながら振り返る――恐怖と愛情の両立」面白いのは、メンバーがその“異常な体験”を否定せず、むしろ懐かしく語っている点だ。お酒、叫び、儀式、謎の返事ルール(ヨッシー!)…すべてを通じて、「あのときはバカだったな」と笑いながらも、「確かに一体感があった」「乗り越えた仲間だけが得られる関係があった」と肯定的に振り返っている。洗脳の危うさと、共同体における“わざとらしいくらいの共通体験”の必要性、その両方を実感していることが伝わる。「あなたの職場やチームにも…?――“ラブボミング”の功と罪」番組の最後では、「ラブボミング」は必ずしも“悪”ではないという視点も提示される。組織やプロジェクトを立ち上げる際、最初の“歓迎と称賛”は人を動かすための有効な手法にもなる。問題は、その後に続くルールや統制の仕方。「愛情爆撃」で入っても、やがて従属や盲信を求められるようになれば、それは“宗教的組織化”への道でもある。重要なのは、内輪のルールに外部への開放性や個人の自由を持たせられるか――そのバランスなのかもしれない。「僕らはみんな、どこかで“ラブボミング”を受けて生きてきた」学生時代、職場、サークル、趣味の場――さまざまなコミュニティで、歓迎の言葉や儀式、内輪ネタでの結束が使われている。今回の対談は、“組織の熱量”と“洗脳のリスク”を両面からユーモラスに振り返ることで、自分たちの過去の行動や今の関係性に新しい視点を与えてくれる。ラブボミング、それは懐かしくて少し怖くて、でもどこか愛おしい――そんな体験だったのかもしれない。~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞 ノミネート!㈱エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や...
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  • 第164回『敵がいないと組織はまとまらない?カルト×マネジメント論を語ろう!(前編)』
    2025/05/12
    第164回『敵がいないと組織はまとまらない?カルト×マネジメント論を語ろう!(前編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・カルトのことばの書籍を読んで考えた事・外資系企業がカタカナ言葉をよく使う理由・カルトの例とは?・同じ言葉でもコミュニティによって違う意味を示す事例とは?・会社の社訓とカルトは一緒なのか論・経営者はカルト思想を持つべきか論・スタートアップ企業に二項対立構造を当てはめると?・ABFの敵っているのか論・敵がいなくても存在できる社会のはずだ!・飲食店のカルトあるあるを語るカルトのことば:なぜ人は魅了され、狂信してしまうのかhttps://amzn.asia/d/4sMBy1Zカルト的構造は意外と身近?本から読み解く“言葉の支配”カルト宗教と聞くと、オウム真理教などの例を思い浮かべがちですが、今回取り上げられた『カルトの言葉』という書籍では、より日常に近い集団にも同様の構造があると語られます。たとえば、ヨガの団体やジム、ベンチャー企業、外資系コンサルなど“熱狂集団”に見られる共通点。それが、「造語」や「言葉の意味のすり替え」です。内部の人だけが通じ合える造語を使い、自分たちは“選ばれた集団”だという特別感を演出する。それが人を徐々に組織に染め、外部との接触を断っていく起点になるといいます。外資でカタカナ語が多用されるのも、情報の早さに加え、意識的に“内輪化”を強める意図があるかもしれません。造語・定型文・認知の歪み――言葉で人は変えられるさらに議論は、言葉がいかにして人の“認知”を歪めるかへ。宗教団体やカルト的組織では、「総括=リンチ」「親=監視役」など、既存の言葉にまったく異なる意味を持たせ、現実認識そのものを塗り替えていく手法が使われてきました。これは単に“専門用語”の域を超え、思考停止を促す道具にもなります。定型文を繰り返す、問いを許さない朝礼文化、教祖や上司の言葉を絶対視する構造。ブラック企業や軍隊などでも似たような手法が散見され、認知がゆがむことで、当人がその異常に気付かないまま集団へと深く染まっていくのです。「敵を作る」ことの功罪と、スタートアップの戦略もう一つ注目されたのが「敵を作る」という手法。組織の結束を強めるには、共通の敵を設定するのが有効だと言われます。スタートアップが大企業やコンサル業界を批判し、「自分たちは変革者だ」と打ち出すのも、この構造の一種です。ただしこれは両刃の剣。強い帰属意識と一体感を生む一方で、批判的思考を排し、極端な内向き組織に陥る危険もあるのです。ファンドマンメンバーも「敵を作らずとも成り立つ組織を目指したい」と語り、そのバランスの難しさに思いを巡らせました。日常に潜む“言葉の構造”――飲食店の「おはようございます」もカルト的?言葉が組織文化に与える影響は、案外身近なところにもあります。たとえば、夜のシフト開始時でも「おはようございます」と挨拶する飲食業界の慣習。これは単に形式ではなく、“この時間からは別のマインドに切り替える”という合図の意味もあるかもしれません。一見無害な習慣も、蓄積されることで特定の価値観や行動パターンを無意識に刷り込む。言葉の選び方が、そのまま組織の空気や個人の行動に影響を与えているという点で、カルト的構造の一端とも言えそうです。言葉を軽んじるな――言語が変われば思考が変わる今回の対談を通じて浮かび上がったのは、「言葉は単なる道具ではない」というメッセージです。言語は人間の認知そのものであり、その定義や使い方次第で、個人の考え方も組織の在り方も大きく変わります。だからこそ、何気なく使っている言葉が、知らず知らずのうちに集団を“カルト化”させていないか、自分たちの価値観を閉ざしていないか、常に問い直す視点が必要です。意識高いワードや定型句に思考を委ねてしまわないよう、自らの思考を言葉とともに柔軟に保ち続けたい。そんな問いを投げかけるような内容でした。~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ...
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  • 第163回『究極にうまいソース開発も始動!?炭水化物ペアリングのメニューを考えよう!(後編)』
    2025/05/05
    第163回『究極にうまいソース開発も始動!?炭水化物ペアリングのメニューを考えよう!(後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・うどんに合うおかずを語ろう!・うどんに一番合うトッピングは刻みネギ論・丸亀製麵の天かす・ネギかけ放題の至福を語る・ABFメンバーの麺ヒエラルキーを語る②・すべての人間はブルゴーニュに行きつくんだ!(笑)・餃子に合うタレは何かを語る・ふふのドレッシングは何の料理にでも合うぞ!・そばは地域性が広すぎる論・おすすめのそばの食べ方を語る・ソースびちゃびちゃが一番美味しい論(笑)・とんかつはソース食いに行ってます(笑)・カキフライはソース派?タルタル派?・ソース大好きルフィー参戦!!(笑)・マグロメンチカツに醤油orソースをかける?・目玉焼きには何をかける?・カツカレーにソースはかける派?・西の人の方がソースに対するこだわりが強い論・愛知県民におなじみカゴメソースを語る・ソースの定義って何かを語る・究極にうまいソースの開発に力を入れていきたい!ふふのドレッシングhttps://fufujapan-selection.jp/うどんのお供、最強は何だ? 天ぷら vs ネギ論争勃発!うどんに一番合うトッピングとは?このシンプルな問いが議論を巻き起こす。「天ぷらうどん」が定番だという意見が多い中、「刻みネギこそ至高」と熱弁するネギ派が登場。ネギは香りも食感も豊かで、うどんの魅力を引き立てるという主張に一理ありつつ、「ネギだけだと辛くなる」とのツッコミも。話題は、ネギかき揚げの組み合わせ、丸亀製麺でのネギ入れすぎ体験談、天かすと生姜の使い方にまで及び、誰もが一度は悩む“うどんトッピング問題”にリアルな意見が飛び交った。麺類ヒエラルキーと「そば」の立ち位置を再考するうどん、ラーメン、パスタ、そば、フォー…。数ある麺類の中で、各自が考える“麺のヒエラルキー”を共有。食べる頻度ではラーメンが上位に挙がる一方で、「感動値」ではそばが頂点に来るという意見も。特に出雲そばやヤブそばなど、地方色の強さと繊細な味わいが「大人になってからわかる旨さ」として評価される。しかし「蕎麦の“日本一”がまだわからない」という声もあり、ラーメンに比べてトッププレイヤーが見えにくい“そばの奥深さ”が浮き彫りになった。とんかつは塩?ソース?──定食屋で分かれる食べ方の美学とんかつの食べ方をめぐって、今度は「塩派 vs ソース派」で激論が展開。「とんかつはソースでドブ漬けにしてご飯をバシャバシャ食べるのが正義」と主張するソース原理主義に対し、「まずは塩で素材を味わい、最後にソースで締める」という味変派も登場。さらに、「天ぷらに天つゆ&大根おろし派」や「タルタルソースが最強の調味料」と語るメンバーも。ドレッシングや目玉焼き、餃子に至るまで、どの調味料を“主役”に据えるかで、食のスタイルが露わになった。究極の“マイソース”を作れ! ソース文化を語り尽くす東西比較話題は「ソース」そのものへ。お好み焼き・たこ焼きに合うソースとしてオタフクが定番だが、愛知県ではカゴメソース(サラサラ系)も人気。西日本出身者が「こっちはソースへのこだわりが薄い」と嘆く一方で、「資本力のある企業のソースは安定して旨い」との冷静な分析も。さらには「シェフが本気で作る究極のマイソースとは?」という話題に発展。炙り寿司や目玉焼きに合う“持ち歩き用マイソース”を本気で開発しようというアイディアまで飛び出した。ラストは“ソース愛”で大盛り上がり──ファンドマンたちの偏愛的食談義全編にわたって繰り広げられたのは、“食べ物×調味料”へのこだわりと個性のぶつかり合い。ソースに人生を捧げる者、ネギを愛しすぎて後悔する者、そばの魅力を探す者、誰もが自分だけの“食の正義”を持っていた。結論は出ない。だがそれでいい。食べ方が多様だからこそ、語り合う面白さがある。次回はぜひ、各自の“推しトッピング”を実際に持ち寄り、リアルに食べ比べながら対談を…そんな期待すら高まる、...
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  • 第162回『究極にうまいソース開発も始動!?炭水化物ペアリングのメニューを考えよう! (前編)』
    2025/04/28
    第162回『究極にうまいソース開発も始動!?炭水化物ペアリングのメニューを考えよう!(前編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・中野が最近チャレンジしている事・ふわトロオムライスを作るために必要な用具とは?・今日はウナギを食べながらの収録です!・炭水化物ペアリングというコンセプトの店を語ります!・今日のテーマは蔡に激刺さりしています(笑)・全部のメニューにチャーハンが付いてくる店vs味噌汁がついてくる店(笑)・『こういう料理米欲しかったな』という料理は?・フレンチにライスのメニューは合うのか!?・トルティーヤも炭水化物である程種類が多い論・『炭水化物を抜くと瘦せる』は常識ですか?(笑)・炭水化物の王様は米なのか論・残ったタレに麺が合えば、コメも合うのか?・コメはどの炭水化物に対しても上位互換なのか論・ABFメンバーの麺ヒエラルキーを語る①・うどんや蕎麦の名店があるのか問題チャーミングチャーハン 丸太町本店https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26003680/1. 挫折から再挑戦へ:ふわとろオムライス修行の日々中野が最近ハマっているのは、理想のふわとろオムライス作り。ナイフで切ると中身がとろけ出すあのスタイルに挑戦中で、専用の18cmフライパンまで購入して日々トライを重ねているとのこと。現時点での自己評価は52点ながらも、「まずは道具から」という姿勢に共感が集まる。この冒頭トークから、今回のテーマ「食」への熱量が自然と盛り上がっていく。2. 炭水化物ペアリング専門店、爆誕なるか?今回の本題は、中野が提案する「炭水化物ペアリング専門店」なる仮想コンセプトのディスカッション。料理にワインではなく、炭水化物を合わせるという逆転の発想で、「マーボー豆腐×うどん」「洋食にライス」「フレンチにガーリックライス」といったアイデアが飛び出す。ラーメンライスや天津飯+チャーハンといった“中華あるある”をベースにした自由な発想で、終始テンションが高い。3. 実在する「全部チャーハンが付いてくる店」や「味噌汁ペアリング店」京都にある「チャーミングチャーハン」という、すべてのメニューにチャーハンが付いてくる実在の店を例に出し、「全品に味噌汁をペアリングするスタイル」もあっていいのでは、という話に展開。ご飯、麺、パン、さらには団子やそうめんまで登場し、「主食を愛でる」という独特の世界観が構築されていく。4. 冷やし炭水化物からフレンチのソースに合う米まで炭水化物の組み合わせ可能性は無限大。前菜の冷菜に合うそうめん、リゾットのような硬めのライスにバターと醤油をかけて出すフレンチ、刺身に合うタコスやトルティーヤなど、あらゆるジャンルを超えて提案が続く。「残ったソースにご飯か麺を入れたい」という“炭水化物愛”が止まらない。5. 麺ヒエラルキーと、そうめん再評価の流れ話題は自然と「麺ヒエラルキー」にシフト。ラーメン・うどん・そばが頂点に君臨する中で、“格下”と見なされがちな「そうめん」への愛をメンバーが語る。エビスなどに存在するそうめん専門店の話題や、「実はトップクラスに好き」という声も上がり、再評価の流れに。ヒエラルキーの存在自体を疑問視する声もあり、食の価値観の多様性がにじむ。6. 地域差・文化差・感性差が生む“炭水化物の奥深さ”ラストでは「地域によって炭水化物に対する評価が異なる」「炭水化物は太ると知ったのが大人になってから」など、それぞれの食との向き合い方を共有。食べ放題ではなく“食べ合わせ”を重視する新しい体験として、炭水化物ペアリングは「文化と嗜好の交差点」として今後の進化の余地を感じさせる企画となった。~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞 ノミネート!㈱エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題まで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語る...
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  • 第161回『ABFのおもしろ番長は誰だ!大喜利No.1決定戦!(後編)』
    2025/04/21
    第161回『ABFのおもしろ番長は誰だ!大喜利No.1決定戦!(おススメの花粉症に効く薬も語るよ、後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・大喜利1番面白かった賞はこれだ!・見栄えから考察!色を神格化している問題を語る・薬剤師宮田がオススメする花粉症に効く薬とは?・伊達が花粉症となったきっかけのエピソードとは?・飲み薬、点眼薬で花粉症に効く薬を語る・眼瞼クリームも花粉症対策におススメです!・花粉症が色々な症状のなごりになっている問題(笑)・中野が高校時代のテスト勉強の時にやっていた秘策とは?(笑)・体の皮膚の中で一番吸収率が高い部位は〇〇だ!!笑・花粉症に舌下免疫療法は効くのか問題・スギ林に囲まれたグランドでサッカーをするのが辛い問題・花粉症は遅くて何歳から発症するのか?・日本が飛びぬけて花粉症発症率が高い!!最初の一撃「味の素」──旨味をめぐる熱き思考戦冒頭で話題になったのは、意外にも「味の素」。永松が放った「味の素を常に持ち歩く熊原」発言から議論はスタートし、そこから味の素の国際展開、栄養戦略、都城国での活用方法まで話が広がっていく。タイでは棚3列を専有する味の素事情、牛タンとの相性、さらに白砂糖やバターなど“白くすること”への日本の美意識への疑問まで飛び火。「見た目のために不自然な工程を入れていないか?」という食の哲学的問いが投げかけられた。花粉症という現代病──症状の自覚と、薬の最前線後半は打って変わって、花粉症の話題へ。幼少期から症状があったが“ただの体調不良”と捉えていたというエピソードを皮切りに、各メンバーの“花粉症発症タイミング”を共有。薬剤師でもある宮田が、以下の実体験ベースで処方薬情報を紹介:薬の紹介だけでなく、「鼻の粘膜を焼く治療」や「舌下免疫療法(花粉ボール舐め)」といった根治的治療法にも言及され、体験談も交えて解説された。白いものを愛する文化と“色づけ”への疑問味の素の話から派生して、砂糖やバターなど“わざわざ白くしている”という日本人の美意識へのツッコミも展開。マーガリンに色をつけ、それを見たバター業界が逆に色を加える……という「本末転倒」な話から、「精製の見た目の怪しさ」と「キラキラしていると警戒される説」まで、色彩感覚と食の信頼性について一同が考察。“バターの色を信じるな”という話には、会話ながらも鋭いマーケティング観がにじみ出ていた。エアサロンパス、タイガーバーム…人体実験としての若き日々後半には高校時代の“目覚まし法”として「エアサロンパスを目の下に塗る」という衝撃の逸話も。さらに「タイガーバームを◯◯に塗ると地獄を見る」という都市伝説的実験も飛び出し、「顔の皮膚は吸収率が高いから要注意」という医学的な補足が入る場面も。こうした“無知な若さの暴走”を笑いつつ、「皮膚の違いによる薬剤吸収の差」など意外と真面目な学びも得られる流れに。花粉症は誰でも突然なる――だから今が対策のチャンス「花粉症はある日突然発症する」という話では、「80歳で初発症する例」や、「気づかずに長年過ごしていた例」などが語られ、リスナーへの警鐘が鳴らされた。「二日酔いに気づいた時と似ている」などのたとえ話から、「今つらくなくても、体調管理は他人事ではない」と、未来の自分に向けたセルフケアの重要性が示された。「鼻づまりによる集中力低下」「睡眠障害」「仕事パフォーマンスの低下」は誰にでも起こり得るという締めくくりが印象的だった。雑談の中にこそ、生活を深掘るヒントがある今回の対談は、味の素から始まり、食文化、薬学、人体実験、そしてライフスタイル改善の話まで、驚くほどの情報と観察眼に満ちていた。「面白い=役立つ」というABFらしいエピソード展開の中に、「気づきの感度」と「日常を掘り下げる視点」がにじみ出た回だった。あなたもこの春、自分の花粉対策と食生活を、少し見直してみませんか?~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞 ノミネート!㈱...
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  • 第160回『ABFのおもしろ番長は誰だ!大喜利No.1決定戦!(前編)』
    2025/04/14
    第160回『ABFのおもしろ番長は誰だ!大喜利No.1決定戦!(おススメの花粉症に効く薬も語るよ、前編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・佐久間宣行のNOBROCK TVからインスパイアを受けました!笑・大喜利の笑いの方程式にもパターンがあった!・後編でおススメの花粉症に効く薬を語ります!・【大喜利お題①】こんな熊原はいやだ!・リモートでの大喜利参戦は辛すぎる問題(笑)・【大喜利お題②】仕事中にやっていいギリセーフな行動は?・仕事とお酒のハードルが下がった!・【大喜利お題③】面接してみたらこの人うちの会社に会うと思ったのはなぜ?・味の素の余談を語る・ファンドマンの日常を聞いてくれる応募者はABFに合うのか問題(笑)・【大喜利お題➃】思わずテンションが上がるレストランはどんなお店?・大喜利要員のメンバーはキミに決めた!!(笑)・【大喜利お題⑤】100年後のレストランはどんなレストラン?・人類のハードの進化が遅すぎる問題を語る・【大喜利お題⑥】ある日ABFに届いた意外な物とは?・【大喜利お題⑦】20年後の伊達はどうなっている?きっかけは“NOBROCK TV”──宮田が提案する即興大喜利企画今回のホストは宮田。YouTube「NOBROCK TV」から得たインスピレーションで、“即興大喜利”にチャレンジするという前代未聞の試みが始まった。テーマは「こんな熊原は嫌だ」「ABFでギリ許される行動」「ABFに合う人の特徴」など、社内ネタも満載。なおルールは明確に決まっていないが、センスとスピードと気合で笑いを取りに行く、いかにもABFらしいスタイル。最初のお題「こんな熊原は嫌だ」から、まさかの名回答続出記念すべき第1問目「こんな熊原は嫌だ」に対し、中野が放った「いつも味の素を持ち歩いている」が会心の一撃。「焼肉には必須」「タイでは味の素だけで棚3列ある」など、話題はなぜか味の素のグローバル戦略に発展していく。“熊原=味の素”という新たなイメージがリスナーに刻まれた瞬間であった。面接で「ABFに向いてる」と思う人の特徴とは?「この人、ABFに合うなと思った面接エピソード」では、「ABFと書かれたパーカーを着てきた」「ファンドマンの日常の内容を全部覚えてきた」など、気合いと愛が試される内容に。思わずテンションが上がるレストラン、そして100年後の食の未来食トークも炸裂。「テンション上がるレストラン」では「アラカルトOKなコース料理」「立ち食い焼肉」「入口は狭いが中は広い店」「店内がサスケステージ」など、奇抜かつ具体的な理想が飛び出す。さらに「100年後のレストランは?」という問いには、「月でフルコース」「清掃券レストラン」「ロボットが完全調理」「120歳以上しか入れない高級店」と、妄想と未来感が融合した回答が展開された。「病院でフルコース」など、リアルにあり得そうな未来にも納得の空気が漂った。ABFに届いた“意外なもの”と、20年後の伊達終盤は「ABFに届いた意外なものとは?」というお題に。「南米の謎の置物」「スギ玉」「木そのもの(ピノ・ノワールの苗木)」など、突拍子もないが妙に納得感のあるアイテムが続々。そしてラストは「20年後の伊達はどんな姿?」に対して、「320キロの立方体になってる」という哲学的(?)な回答で締めくくられた。笑いと未来と即興力──ABFらしさが詰まった実験回今回の「ファンドマンの日常」は、ABFのカルチャーが色濃く滲み出る内容だった。日常の延長にある大喜利、そしてそこから見えてくる価値観やセンス、関係性。どの答えも「らしさ」がにじむと同時に、「一緒に働くってこういうことだよな」と思わせる納得感があった。ユーモアは組織の潤滑油。そして何より、未来への妄想力は、資本市場を生き抜くファンドマンたちの武器でもあるのだ。~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞 ノミネート!㈱エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題まで、戦略コンサルタント、...
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  • 第159回『目指せ、万博おじさん!雑学クイズで大阪万博開幕を迎えよう!(後編)』
    2025/04/07
    第159回『目指せ、万博おじさん!雑学クイズで大阪万博開幕を迎えよう!(後編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・万博についてのクイズをします!(後編)・過去開催された大阪万博の総入場者数は何人!?・大阪万博の総入場者数当てにフェルミ推定は通用するのか!?・日本国内で最多動員数を記録したイベント大阪万博の記録はいつ破られるのか?・今年行われる大阪万博のテーマは何だ?・ChatGPTの調教術事情を語る・大阪万博の公式キャラクター『ミャクミャク』の正体は何?・大阪万博の未来社会ショーケースで扱われないテーマとは?・1867年に開催されたパリ万博と日本の芸術との出会いを語る1970年大阪万博、入場者数は驚異の○○○○万人!?今回のトークは、2025年開催の大阪・関西万博をテーマにした「ファンドマンの日常」特別編。前回に続き、Saiによるクイズ形式で万博の知識を深掘りしていく。冒頭から「70年の大阪万博の総入場者数は?」という問いにメンバーたちは大混乱。最終的に正解は C:6500万人。当時の日本人口を考えると驚異的な数字で、今なお破られていない“日本史上最多動員イベント”であることが明らかになった。「1日40万人来たってこと?」「第二次世界大戦でもそんな動員してないよ」と歴史的スケールに感嘆の声が上がった。今年の大阪万博のテーマは? 正解は意外とキャッチーなあの言葉続いて「2025年大阪万博のテーマは?」という問題では、ややトリッキーな選択肢が並ぶ中、正解は B:「命輝く未来社会のデザイン」。やや抽象的ながら、「医療」「福祉」「サステナブル」などのキーワードを連想させるキャッチーなテーマに、メンバーたちからは「カタカナは入れないでほしい」という声も。とはいえ、未来への希望と人間中心の社会像を想起させるこのテーマは、まさに今の時代性を象徴しているのかもしれない。「ミャクミャク」の正体とは? 謎キャラの公式設定にツッコミが炸裂話題は公式キャラクター「ミャクミャク」へ。問題は「その正体は何か?」。選択肢の中には “感染した水の精” という不穏なワードまで登場し、メンバー爆笑。正解は B:命の水の化身 だが、解説には「水と細胞で構成された生命体」とも書かれており、「C:多細胞生命体」も正解なのでは?という議論に。「公式設定はBだけど、Cも否定できない」「多細胞の可能性あるからね」と詰めかける面々に対して、Saiが「これはB!」と断言し、混乱を収束させたものの、万博キャラの奥深さ(?)が垣間見える一幕だった。未来社会ショーケースで“扱われない”テーマは?100点満点クイズの行方ラスト問題は、100点満点の超重要クイズ。「未来社会ショーケースで扱われないテーマはどれ?」という問いに対し、選択肢は「空飛ぶ車」「デジタル医療」「メタバース教育」「ロボットダンス」。正解は D:ロボットによるダンス。これには一同驚愕。「いや、それだけ?」「他全部ガチであるの!?」とリアルな未来社会感へのツッコミも相次ぐ。結果、唯一Dを選んだ熊原が“万博おじさん”の称号を獲得**。「バーチャル会議入れまくって現地で仕事する」と早速スケジュールをブチ込みにかかる様子に、他メンバーは笑いつつも称賛。「万博」は未来と記憶とノリでできているこの回を通じて浮かび上がったのは、万博が「知識」「記憶」「期待」の交差点であるということ。1970年の“太陽の塔”と“テレビ電話”から、2025年の“メタバース教育”と“空飛ぶ車”まで、半世紀を超えてなお続く“未来の見本市”としての姿。そこにはノスタルジーと未来感、そしてちょっとしたユーモアが共存していた。万博の楽しみ方は人それぞれ。“知ってから行く”と“行ってから知る”が同時に成立するこのイベント、次の未来社会を覗く旅に、あなたも出かけてみては?知ってから行けば10倍楽しい。大阪万博、準備はOK?クイズで学び、語って笑い、未来を想像する。そんな“対話”こそが、万博を楽しむ最高の準備かもしれない。次回はぜひ、現地レポート編での「万博...
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  • 第158回『目指せ、万博おじさん!雑学クイズで大阪万博開幕を迎えよう!(前編)』
    2025/03/31
    第158回『目指せ、万博おじさん!雑学クイズで大阪万博開幕を迎えよう!(前編)』というテーマで株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。【ハイライト】・万博についてのクイズをします!・メンバーは大阪万博に行く予定はある?・愛・地球博の思い出を語る・今年の人間洗濯機の挑戦はいかに!?・万博開催の目的と意義を語る・過去の大阪万博が開催されたのは19〇〇年?・20世紀少年を読めば万博クイズは完璧だ!!(笑)・過去開催された大阪万博のテーマは何だ?・過去開催された大阪万博で初めて一般公開された当時の最先端技術とは!?もうすぐ開催!2025年大阪万博、予定はありますか?今回のトークテーマは、2025年に迫る大阪・関西万博。収録時点では3月末、チケットも販売が始まり、いよいよ実感が湧いてくる時期。まずはメンバーに「行く予定ある?」と素朴な質問からスタート。中にはすでにチケットを確保済みのメンバーもいれば、興味はあるがまだ予定は立てていないという声も。開催期間が半年近くあることから「どこかで行けたらいいよね」という軽めの空気感も特徴的だった。「万博」のイメージと、それぞれの記憶そもそも「万博って何?」という問いに対し、「未来技術の展示会」「人類の進歩をテーマにしたグローバルイベント」「地球規模の交流の場」といった定義が自然と出てくる。伊達の「月の石でしょ?」というコメントをきっかけに、1970年の大阪万博や2005年の愛知万博(愛・地球博)の記憶をみんなで振り返ることに。「小学生だった」「記憶がない」「跡地しか行ったことがない」など、思い出の温度差はありつつも、未来感あるガジェットやテクノロジー展示が印象に残っている様子。万博とは“未来を見せる場所”──空飛ぶ車と幻のプロジェクトたち万博の魅力は「10年後や20年後に実用化されるかもしれない技術が先取りで展示されるところ」。例えば今回の大阪万博では「空飛ぶ車」が注目されていたが、実用面での許可が下りず、実現には至らなかったというエピソードも紹介された。“未来を可視化するイベント”という万博の本質は変わらないものの、現実とのギャップや技術的課題もまた、万博の歴史にはつきものだということが語られた。万博クイズ大会開催!ここからは蔡による「万博クイズ」コーナーに突入。・第1問:過去の大阪万博はいつ? → 答えは1970年。・第2問:そのテーマは? → 「進歩と調和」。・第3問:初公開された技術は? → 「テレビ電話」。20世紀少年やチコちゃんネタを交えつつ、軽快に進むクイズに盛り上がるメンバーたち。答えを一斉に出す方式で、「意外と知ってた」「答え言ったのに間に合わなかった」など、反応もさまざま。万博の歴史を楽しく知る機会になっていた。ちなみに正解率は意外と高く、みんなが思っている以上に“万博知識”は日常に染み込んでいるのかもしれない。未来に何を期待する? 万博が示す「次の社会像」万博を通して見えてくるのは、「社会がどこに向かうのか」という問いそのもの。過去の万博がテレビ電話や自動洗濯機(人間洗濯機!)を初披露してきたように、2025年の大阪万博もまた、10年後の私たちの生活を“予告”するイベントになるはず。「空飛ぶタクシーは実現しないかもしれないが、別の新技術が生活を変えるかもしれない」「今は子どもだけど将来に影響を受ける人がいるかもしれない」──そんな期待と想像力を刺激するのが、万博という存在なのかもしれない。万博とは“未来と遊ぶ装置”今回の対談では、「万博って何?」という素朴な疑問からスタートし、記憶、歴史、クイズ、未来への視線へと広がっていった。展示される技術やテーマに直接触れることも重要だが、それ以上に「社会全体がどう変わっていくのか」を考える“きっかけ”をくれるのが万博の醍醐味。2025年の大阪万博が開かれたとき、このメンバーが現地で再び語り合う日が来るのか──未来のアーカイブとしても、今回の対話は貴重な一幕だった。~お知らせ~第4回 JAPAN PODCAST AWARDS ベストナレッジ賞 ノミネート!㈱...
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