エピソード

  • 2025.4.21.網膜からまぶたまで、”見える”を紡ぐ研究
    2025/04/20

    「|網膜剥離《もうまくはくり》」の治療法は手術で剥がれた網膜をくっつけるのですが、その際に登場するのが、「シリコーンオイル」。眼内充填剤として利用されているようです。

    「シリコーンオイル充填で原因不明の視力低下が起こることもあります。」

    そう教えてくれたのは名古屋大学の|清水 英幸 《しみず ひでゆき》さん(医学部付属病院 眼科 助教)です。なぜ原因不明の視力低下が起こってしまうのか、その原因を探るべく研究を続けています。

    シリコーンオイルが一体どんな悪さをしてしまっているのか…?

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  • 2025.4.14.老化は優しさ?線虫が教える“ひっそり引退”の脳プログラム
    2025/04/14

    年を重ねると体の機能が低下し、悲しい哉いろいろな変化がでてきます。

    そんな避けては通れない老化現象ですが、「脳の老化メカニズム」を解き明かすべく研究を進める研究者がいます。名古屋大学の野間 健太郎 《のま けんたろう》さん(大学院理学研究科 (生命系G30《グローバル30》担当) 准教授)です。


    「脳がどのように老化していくのか、その一端が分かりました」

    それはとても知りたい…早速お話聞いてきました。

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  • 2025.3.12.鳥かごの中に、おはぎ?アンモニアをより簡単に作れる「触媒」とは?
    2025/03/11

    中学1年生の理科で初めて登場する[「アンモニア」。工業的にはハーバーボッシュ法で合成されています。
    この方法では、高温・高圧の条件下で反応を行っています。この工程をもっと簡単にできないか?と研究を進める研究者がいます。名古屋大学の永岡 勝俊 《ながおか かつとし》さん(工学研究科・未来社会創造機構 教授)です。

    「反応温度と圧力が低く、高速でアンモニア合成できる”触媒”を開発しました。」

    一体どんな触媒なのでしょうか…?

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  • 2025.3.3.”本当の”造血幹細胞とは?
    2025/03/03

    血液中のいろいろな細胞はある一つの細胞が元となって作られています。

    その細胞とは、造血幹細胞《ぞうけつかんさいぼう》

    ヒトでは主に骨髄に存在して、さまざまな血液の細胞を常時生み出しています。そんな造血幹細胞の研究を進めるのが、名古屋大学の|古橋 和拡《ふるはし かずひろ》さん(医学系研究科 腎臓内科学講座 講師)です。

    「造血幹細胞の中でも”本当の⁉”造血幹細胞を見つけました。」

    そう教えてくれましたが…「本当の」幹細胞とは一体???

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  • 2025.01.31.がんを倒す最強戦士「CAR-T細胞」をもりもり増やす方法とは?
    2025/01/31

    CAR-T《カーティー》療法、って聞いたことありますか🧐?日本で2019年に承認された、「血液がん治療の新しい方法」です。

    「しっかり増えて、しっかり戦い、しっかりがんを治す。そんなCAR-T細胞を作ることを目指して研究を進めています。」

    そう教えてくれたのは、医師で造血幹細胞移植・細胞療法の臨床・研究に携わる、名古屋大学の寺倉 精太郎《てらくら せいたろう》さん(医学系研究科 血液・腫瘍内科学分野 講師)と安達 慶高《あだち よしたか》さん(医学系研究科 元大学院生、現在ミシガン大学 リサーチフェロー)です。

    今回、CAR-T細胞をしっかり増やす仕組みを明らかにできた、とのこと。早速お話を聞いてきました。

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  • 2025.01.22.ゼロからの挑戦、ガチで切り拓く心不全治療の未来
    2025/01/22

    「心不全の患者さんの数は増えているのに、特効薬がありません。」

    そう医療の現場の状況を教えてくれたのは、名古屋大学の|吉田 達矢《よしだ たつや》さん(医学系研究科 客員研究)と藤 幹人《たけふじ みきと》さん(医学系研究科 講師)です。お二人は共に心不全の基礎研究を進めながら医師として仕事をしています。


    今回は心不全の制御機構に新しい発見があったとのこと。早速お話を聞いてきました。

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  • 2025. 01. 15. 回転×AIでピンボケを消す?新しいX線顕微鏡技術の誕生
    2025/01/15

    X線顕微鏡に魅せられた研究者がいます。名古屋大学の⁠|松山 智至《まつやま さとし》⁠さん(工学研究科 教授)です。

    松山さんはこれまでにX線顕微鏡の「精度」を極めるため、「いい光源」と「いいレンズ(鏡)」を極めてきました。今回は、少し異なるアプローチ。精度が低い顕微鏡を使って撮った「ボケた写真」でも、工夫すればすごくキレイな絵になるんじゃないか?と考えて研究を進めています。

    そんなピンボケをAI技術で取り除くことができました!とのこと、その詳細について教えていただきました。

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  • 2024.12.24. 勇住邁進!大豆が心臓を守る研究とは?
    2024/12/24

    私達が食べた物は主に腸から栄養素が吸収されます。その過程では、数多くの腸内細菌叢《ちょうないさいきんそう》が、さまざまな代謝をしています。この腸内細菌叢による食品の代謝産物を利用して心臓を守りたい、と研究を進める研究者がいます。

    最近の研究成果について、名古屋大学の|古川 希《ふるかわ のぞみ》さん(医学系研究科総合保健学専攻 助教)にその詳細について教えていただきました。

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