• 第185回『Season4-ep.6 What kind of people are suited for going abroad? Common traits I’ve noticed from those around me (「“海外に向いてる人”ってどんな人?私の周りを見て感じた共通点」)』
    2025/07/10
    第185回『Season4-ep.6 What kind of people are suited for going abroad? Common traits I’ve noticed from those around me (「“海外に向いてる人”ってどんな人?私の周りを見て感じた共通点」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・「海外に向いてる人」ってどんな人かを語る・変化を楽しめて、意思表示ができ、心にゆとりがある人になろう!・スキルより大事なのは「物の見方」だ!・自分が海外向きだと思った経験を語る・マレーシアのホームステイで自分自身が変わっていった経験を語る・日本での遠慮習慣は海外では通じない論・田中が海外では意思表示が大事だと思ったエピソード・「苦手なものは苦手」と海外でははっきり言おう!・自分のささいな期待水準を少しでも満たせれば良いじゃん!・田中が先日フランスで買い物していた時のエピソードを語る・心のゆとりを作るなら発展途上国へ行け!!・まずは身近な変化から楽しんでみよう!海外に向いている人の3つの特徴とは?今回のテーマは「海外に向いている人ってどんな人?」。国際協力キャリアコーチ田中が、アジアやアフリカの教育支援現場などで出会ってきた人たちを振り返り、感じた共通点を3つにまとめて紹介しました。1つ目は「変化や違いを楽しめる人」。食文化やマナー、時間感覚など日本とは違うことを、戸惑いより面白がれる姿勢を持っている人です。2つ目は「自分の意思をきちんと示せる人」。イエス・ノーをはっきり伝えられる度胸や勇気が必要で、遠慮すると自分のやりたいことが実現できない場面が海外では特に多いからです。そして3つ目は「心にゆとりがある人」。電車が時間通りに来ない、レジが進まない、小さなトラブルが多発する中で「これがこの地域のやり方なんだ」と受け止め、むやみにストレスを抱え込まない柔軟さが必要です。実体験からわかる意思表示の大切さ対談に参加した田村Dも、これら3つに大きく共感。子どもの頃から転勤族で、引っ越し先での新しい人間関係や文化に慣れていたことが、変化を楽しむ感覚につながっていると語ります。また18歳の時に初めてマレーシアでホームステイを体験。最初は「何でもいい」と遠慮してしまい、結果的に辛い料理ばかりが続くという失敗談も。海外では、意思表示をしないと「この人はそれで満足している」と受け止められ、実はやりたくないことまで進んでしまう。だからこそ、どんな些細なことでもきちんと伝える重要性を痛感したそうです。田中もネパール出張で似た経験がありました。現地スタッフとの食事の場で「何でもいいです」と言った結果、水牛料理ばかりが出てきてしまい、苦手なのに食べざるを得なかったと苦笑い。小さな場面でも「嫌なものは嫌、やりたいことはやりたい」と表明することが、海外では生きやすさに直結するのだと、二人のエピソードからもよくわかります。心にゆとりを持つなら、あえて発展途上国へ?もう一つのキーワード「心のゆとり」についても対談は深まりました。田村Dはバックパッカーとして東南アジアや南アジア、中央アジアを旅した経験を持ちます。初めは宿泊先の環境や治安が気になり不安でしたが、次第に「シャワーが出ればOK」「部屋がそこそこなら十分」と、自分の基準を下げることで楽しめるようになったそうです。田中はフランスに行った際、スーパーのレジがとにかく進まないことに苛立つ現地の人々を見て「先進国ではむしろ心にゆとりが持ちづらい」と感じたそう。逆にアジアやインドでは「待つのが当たり前」で誰もイライラしていない。その環境に身を置くことで、自分も自然と気楽になれたと言います。つまり、心にゆとりを持つ訓練として、あえて発展途上国を旅してみるのも一つの方法。何もかもが計画通りにいかないからこそ、自分の期待値を下げて「これだけクリアできたら上出来」と思えるマインドが養われます。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ...
    続きを読む 一部表示
    14 分
  • 第184回『Season4-ep.5 What I want to say to parents who wish to raise globally minded children (「“海外志向の子ども”を育てたい親に伝えたいこと」)』
    2025/07/03
    第184回『Season4-ep.5 What I want to say to parents who wish to raise globally minded children (「“海外志向の子ども”を育てたい親に伝えたいこと」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・「海外志向の子ども」を育てたい親へのメッセージ・英語教育よりも大切なのは「自分で選ぶ経験」?・田中の高校時代の韓国への修学旅行経験について・海外で活躍する若者に共通する力とは?・「海外って面白い」が原動力になる!・自分の子供に「海外行きたい」って言われたらどうする?・田村Dが海外に興味を持ったきっかけとは?・英語勉強をきっかけに海外に興味を持った嬉しさ・田中が中学・高校で英語を好きになったきっかけ・人との出会いはやっぱり大事だ!・子供と一緒に旅行して旅の記録を付けたい!・小さい時に海外旅行へ行く事の重要性子どもに「海外で活躍してほしい」と願う親が増えている国際協力キャリアコーチ田中大一は、アジアやアフリカでの教育支援を通じて多くの若者と関わってきました。最近では「子どもには世界を見てほしい」「海外で活躍できるように育ってほしい」という保護者の声をよく耳にします。しかし、海外志向を育てるとは単に英語を習わせることではありません。大切なのは、子ども自身が心から海外に興味を持ち、「自分の意思」で世界に飛び出してみたいと思うこと。そのきっかけをどう作るかが親の大きな役割です。海外に挑戦する子に共通する「自分で考え選ぶ経験」田中が見てきた、実際に海外へ飛び出していく若者には共通点があります。それは、親や先生に答えを与えられるよりも「自分で考え、選ぶ経験」を積んでいること。そして何より、新しいことに出会い、体験することを心から楽しんでいるという点です。田中自身、高校の修学旅行で初めて韓国へ行った際、日本の外には面白い世界があると気づき、その後は大学時代に友人に誘われカンボジアやベトナムへ。そこから英語を使って現地の人と話す楽しさにハマり、何度も自分から海外へ飛び出すようになったそうです。親が与えたいのは「海外への好奇心に火をつける場」子どもに海外志向を持ってほしいなら、まずは短期でもいいので海外に行かせてみることが大切です。田中は「可能なら一度でも多く、一カ国でも多く、異なる国を経験させてあげてほしい」と語ります。実際に海外を訪れ、文化や暮らしに触れれば自然と興味が湧き、子ども自身がもっと知りたいと自ら学び始めるからです。そしてその後の英語学習や歴史、文化への関心は、すべて本人が主体的に進める形になっていくのです。親子で「一緒に海外を楽しむ」経験を対談では、ディレクター田村の体験談も紹介されました。田村は中学1年の英語授業をきっかけに英語が好きになり、やがて海外に関心を持つようになったそうです。一方で田中は、両親はほとんど海外経験がなかったものの、自分で興味を持ち始めてから海外の魅力にどんどん惹かれていったと話します。大切なのは「親が一緒に海外を楽しむこと」。小さな子どもでも連れて行き、現地で写真を撮り、思い出を記録するだけで、将来見返した時に特別な体験となります。海外の人に子どもが可愛がられる体験も、心に強く残るはずです。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本...
    続きを読む 一部表示
    12 分
  • 第183回『Season4-ep.4 What Does JICA Actually Do? Real Insights from a Current Staff Member” (「“JICAってどんな仕事?”現役職員と話して見えてきたリアルな現場」)』
    2025/06/26
    第183回『Season4-ep.4 What Does JICA Actually Do? Real Insights from a Current Staff Member” (「“JICAってどんな仕事?”現役職員と話して見えてきたリアルな現場」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・JICAって実際何をしているの?・現役職員の方に話を聞いて見えた事・国際協力で大事な事は「共に考え、歩む」姿勢だ!・本当に意味ある協力とは「何かを問い続ける事」だ!・JICA=青年海外協力隊?というイメージを語る・鳥取にもJICA事務所はあります!・国際協力機関は色々な強みを持っている人の集合体だ!・自分で仕事を取っていく事の重要性・国際協力にも色々な支援の形がある話・自分の強みを生かせる場所はどこかに必ずあるんだ!・難しく考えず、まずは話を聞いてみよう!JICAの役割は「支援する」ではなく「共に考え、伴走する」こと「JICA(国際協力機構)」という言葉は耳にしたことがあっても、その具体的な仕事内容については知られていないことが多いのではないでしょうか。田中大一は、東南アジアで農業支援に携わる現役JICA職員との対話から、「支援する」のではなく、「現地と共に考え、伴走する」姿勢に深い感銘を受けたと語ります。JICAの職員は、現地のニーズを丁寧にヒアリングし、その声をもとに支援の形を模索。場合によっては“引く姿勢”も選択し、押しつけにならない支援を実践しています。国際協力に関わる上で、「現地の主体性を尊重する」ことの大切さが、改めて浮き彫りになった瞬間でした。JICAの規模と多様な人材――あなたの専門性も活かせるかもしれないJICAは常勤職員だけで約2000名を擁し、世界約150の地域で活動する独立行政法人です。しかし、その実態はもっと広く、契約職員、専門家、ボランティア、現地スタッフなどを含めると関係者は数万人規模にのぼります。田村陽太が語るように、「JICA=文系や語学に強い人」というイメージを持たれがちですが、実際には理系や技術系、経営、行政など、多様なバックグラウンドの人々が集まって成り立っている組織です。自分には関係ないと思っている人こそ、「実は合う分野があるかもしれない」という視点でJICAを見直すことが、新しい可能性を開く第一歩になるのです。“敷居が高そう”と感じても、まずは一歩を踏み出してみることJICAには全国各地に事務所があり、実は非常に身近な存在です。しかし、情報を詳しく知らなければ「難しそう」「自分には無理かも」と感じてしまうこともあります。現職員の方も「関心を持ったらまず扉を叩いてほしい」と話しているように、JICAの公募は職種が細分化されているため、何かしらの形で関われる可能性があるのです。田村も、「まずは話を聞いてみる」「相談しながら応募書類を作ってみる」くらいの気軽さでチャレンジしていい、と感じたといいます。完璧でなくても、自分の強みを活かせる形がきっとある――そんな思いが伝わってきます。民間×国際協力のかたち――“経営”の専門性で支援する現地連携の仕事国際協力というと教育支援や保健分野を想像しがちですが、実はビジネスの視点で関わる人もいます。田中が紹介したのは、JICAの専門家としてミャンマーやパキスタンで、日本企業の進出を現地政府と調整する仕事をしていた方の話。彼はMBAを持つビジネスの専門家であり、「経済活動の支援も国際協力の一部」だと語ります。現地経済が成長することで雇用が生まれ、教育や医療への投資ができる環境が整っていく。このように、専門性を活かして間接的に地域社会を支える働き方も、国際協力の立派なかたちなのです。国際協力は“特別な人の世界”じゃない――あなたの関わり方を探そう「国際協力は一部のすごい人の世界」という思い込みが、自分には無理だと感じさせてしまうかもしれません。しかし今回の話から見えてきたのは、「支援の現場には、さまざまな形がある」という事実です。海外で直接活動する人だけでなく、日本国内で支える人、調整役として動く人、専門性を活かす人――どの関わり方も等しく価値があるのです。田中と田村は、JICAの公募情報を見て「難しそう」と感じた...
    続きを読む 一部表示
    12 分
  • 第182回『Season4-ep.3 Is It Okay If I Don’t Speak English? Let’s Talk Honestly”(「“英語ができなくても国際協力はできるのか?”」)』
    2025/06/19
    第182回『Season4-ep.3 Is It Okay If I Don’t Speak English? Let’s Talk Honestly”(「“英語ができなくても国際協力はできるのか?”」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・「英語が話せないと海外は無理?」・最初のインド出張で英語に苦戦した事・コミュニケーションで大事な事は「想いと誠実さ」だ!・英語を勉強する上で大事な事は「信頼を築く表現」だ!・口から出てくる表現を増やすことが英語習得の一歩だ!・田中が継続して勉強している英語学習について・1300日も継続して英語学習していて飽きないのか?・英語学習していて辛かったことを語る・英語をうまく話す為に重要な事とは?・お互いのレベルに合わせて優しさをもって英語を話すことの重要性・田中のドイツ訪問での英語苦労話を語る英語が話せないと国際協力は無理?よくある“思い込み”への答え「英語ができなければ国際協力は無理ですよね?」という質問は、田中大一が何度も受けてきた相談のひとつ。実際、田中がインドで活動を始めた際も、完璧な英語力があったわけではなく、現地の英語訛りに苦戦した経験もありました。それでも伝えたい気持ちと誠実な態度があれば、片言の英語でも意思は伝わると実感したそうです。大切なのは「正確な文法」よりも「信頼関係を築けるかどうか」。英語はあくまで“手段”であり、思いを届けるためのツールであるという考え方が語られます。ネイティブじゃなくてもいい――世界の英語スピーカーの80%は非ネイティブ現在、世界には約18億人の英語スピーカーがいますが、そのうちネイティブはわずか約3.7億人。つまり英語話者の8割は第二言語として英語を話している人たちです。日本人が英語を間違えたり、聞き返したりするのは自然なこと。むしろ「通じる英語」とは、完璧な発音や文法ではなく、「相手に伝えたいという姿勢」によって成立するものです。田中自身も、語学アプリ「Duolingo」で現在1300日以上連続学習を継続中。小さな積み重ねが、確かな自信につながるといいます。言葉が通じないと落ち込むけど、それも成長のプロセス田村Dは、大学時代にALT(外国語指導助手)と英会話の練習を重ねていたものの、実際にはうまく通じず落ち込んだ経験があったと語ります。しかし「相手の語彙レベルに合わせて話す」という工夫をすることで、徐々に意思疎通がうまくいくようになったとのこと。田中も「ネイティブレベルの英語を話すパートナーも、実は中学生レベルの単語で会話している」と語り、難しい単語よりも“優しさと配慮”のこもった言葉選びが大切だと強調します。英語の壁にぶつかることもあるけれど、それも含めて学びの一環なのです。“Water”が通じなかった――ドイツでの苦い経験から見えたリアル田中が語ったエピソードの中でも印象的だったのが、ドイツ旅行中に「ウォーター」が全く通じなかったという経験。何度言っても店員に理解されず、最後には「I can't hear you」と突き放されてしまったそうです。単語自体は簡単なはずなのに伝わらなかったショックは大きく、その日の水はスーパーで買うことに…。この体験から、「どんなに簡単な単語でも、通じないときは通じない」「それでも使い続けることが大事」という教訓が語られました。語学は“伝えようとする力”がすべて――めげずに続けよう語学力とは「言語そのものの技術」だけではなく、「伝えようとする姿勢」そのもの。田中は、「言葉は投げかけるものであり、相手がそれに応えてくれるかは、あなたの態度次第」だと話します。田村Dの「使いながら上達することの重要性」、田中の「続けることの大切さ」が交差しながら、語学学習がただの知識習得ではなく、人とつながるための“生きたスキル”であることが伝わってきます。英語ができないから国際協力は無理、なんてことはありません。むしろ必要なのは「伝えたいという思い」と「相手に歩み寄る姿勢」です。完璧な文法よりも、笑顔と誠意のこもった言葉こそが、異なる文化の人々とつながる鍵。英語が苦手で不安を抱えている方も、まずは一歩、使ってみてください。間違...
    続きを読む 一部表示
    12 分
  • 第181回『Season4-ep.2 Think You Have Nothing to Offer? International Cooperation Needs All Kinds of People (「“自分にできることなんて…”と悩む人へ。国際協力の現場は多様性の宝庫です」)』
    2025/06/12
    第181回『Season4-ep.2 Think You Have Nothing to Offer? International Cooperation Needs All Kinds of People (「“自分にできることなんて…”と悩む人へ。国際協力の現場は多様性の宝庫です」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・「英語できないと無理?」なのか論・ユネスコ勤務で痛感した「背伸びしすぎた自分」を振り返る・働く経験を経て自分なりの国際協力を形にした話・専門性より大切なのは「人としての関わり方」だ!・自分にできることがないと悩んでいましたか?・人事労務コンサルの世界は年配が有利?・自分に出来る事を探すために重要なのはマイナーな分野探しだ!・ニッチな分野かつメジャーなサービスを探す事が大事論・田中がイッポラボを創業した理由・田中が会社員生活を経て感じた事・起業も会社員もどちらの視点を持つ事の大事さユネスコでの挫折——“能力不足”から見えた現実と希望国際協力キャリアコーチの田中大一は、大学院時代にユネスコ本部でインターンとして働いた経験を振り返ります。周囲は多言語を話すプロフェッショナルばかり。英語・フランス語に加え、中国語やスペイン語などを操る人が日常的にいる環境に、自分の未熟さを痛感したといいます。「明らかに背伸びしすぎていた」と語る田中ですが、その経験を経て、「将来自分が40代、50代になったときに“代えの利かない人材”になろう」と前向きな覚悟を持つようになりました。重要なのは“今できること”よりも、“これからどう成長するか”だったのです。“専門性がなくてもできること”——多様性こそ国際協力の本質国際協力というと「英語ができなければ」「専門性がなければ」と考えがちですが、実際の現場はもっと多様です。田中が現在取り組んでいるのは、インドのビハール州の子どもたちに文房具を届けるプロジェクトや、日本人を現地に連れていき交流を促進する活動など、自分なりの形で社会貢献を実現するスタイルです。大切なのは、“完璧なスキルセット”ではなく、“誠実に人と関わろうとする姿勢”だということ。専門家だけで成り立つのではなく、様々な関わり方があることが国際協力の魅力でもあります。「自分に自信がない」その不安も成長の種になるディレクターの田村陽太も、自身の20代を振り返りながら「自分の強みがわからず不安だった」と語ります。人事労務の分野で経験を積む中、ベテランとの知識量の差に悩んだ時期もあったそうです。それでも「今の自分にできることは何か」を模索し、自分らしいスタイルを確立していく姿勢が、結果としてキャリアの幅を広げました。田中の「今は未熟でも、将来“代えが利かない存在”を目指せばいい」という考えに共感を寄せ、互いの経験が交差しながら会話が深まります。“マイナーな道”で輝く——自分だけの強みを磨く働き方ユネスコで感じた“語学や経験の壁”を、田中は「正面からぶつかる王道の競争」と表現します。そんな中で「マイナーな領域で自分の価値を発揮する」という視点は、キャリア構築の重要なヒントになります。田村がポッドキャストや情報発信に取り組んでいることもその一例。メジャーな分野で勝負するのではなく、自分が情熱を持てる領域を深掘りすることが、誰かの役に立つ形に変わっていくのです。起業という選択肢——“やりたいことを信じる力”が道を拓く田中が国際協力の現場で起業した背景には、「自分の時間と生き方を自由に設計したい」という想いがありました。新卒で組織に属しながら感じた“窮屈さ”が、起業へのモチベーションとなったのです。実際に会社を興した今、「やりたいことを形にできる自由」と「組織の持つ資本力・安定性」両方の価値を理解していると語ります。起業がすべてではなく、「どちらの働き方にも価値がある」と実感する田中さんの言葉は、キャリアに迷う人への大きなヒントとなります。国際協力の現場には、“完璧な自分”でなくても関われるチャンスがあります。英語が苦手でも、専門知識がなくても、まず一歩踏み出すことが大切。田中と田村の対談を通じて見えてきたのは、「自分...
    続きを読む 一部表示
    13 分
  • 第180回『Season4-ep.1 Working Abroad: Is It Tough or Truly Rewarding? (「海外で働くって、正直しんどい?面白い?」)』
    2025/06/05
    第180回『Season4-ep.1 Working Abroad: Is It Tough or Truly Rewarding? (「海外で働くって、正直しんどい?面白い?」)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・海外勤務への憧れと不安を語る・ネパールでの停電、体調不良アクシデントでも宝物となった事・異文化に触れ、価値観が揺さぶられる日々を振り返る・「海外で働く」は、仕事というより「生き方」だ!・酸いも甘いもの経験こそ「海外で働く」だ!・田村Dの海外勤務での経験について・海外勤務でのしんどかった経験について・現地の人じゃなきゃ分からない情報がある!・海外では頼れる人に頼れるときに頼ろう!・海外で働いてみたい願望を語る!・海外で働く事は新しい事業構想のヒントだ!・海外に住むならどこに住みたい?海外勤務のリアル——停電と体調不良から始まった私の国際協力キャリア国際協力キャリアコーチの田中大一が、初めて海外出張に赴いたのはネパール。停電が頻発する中で資料作成に四苦八苦し、冷蔵庫の食材は保存できず、生活そのものが脅かされる経験をしたと言います。さらに食事が合わず体調を崩すなど、困難な状況が続きました。それでも田中は「これはただの仕事ではなく“生き方”に近い」と語ります。過酷な現地生活の中にも、現地スタッフとの交流や予期せぬ出会いが多くあり、現地の人々の優しさに支えられながら、国際協力の原点ともいえる体験を積み重ねてきました。現地の人に頼ることでしか得られない“治癒”と“学び”番組ディレクターの田村陽太も、新卒で海外営業職に就いた際、最初の出張先パキスタンで高熱を出し、現地の人からもらった薬で回復したというエピソードを共有。田中もネパールで同様に、日本から持参した薬が効かず、現地の人から勧められた薬で治った体験を語ります。共通していたのは「現地の人こそが一番の医者」であるという気づき。日本人としての自立心と現地への適応力のバランス、そして“頼る勇気”が海外生活を豊かにする鍵だと感じた瞬間でした。“酸いも甘いも”海外経験——働くとは机の上だけでは完結しない田村は、デスクワークでは得られない“現場感覚”や“異文化との接点”こそが、事業アイディアの源泉になると話します。海外で働くことで、自分の視野が広がり、日本にいては出会えない刺激や価値観に触れられるのです。短期的な出張では得られない“定住”をしたいとし、海外に根差した働き方への興味が語られました。“住んで働く”という選択——インドでのどっぷり体験への思い田中が今、強く惹かれているのは「インドにどっぷり浸かるような生活」です。単なる訪問や出張ではなく、現地の生活文化や人々との繋がりに深く入り込みたいという思いがあります。言語を学び、現地の価値観に触れ、日常の些細な風景や習慣から気づきを得る——その積み重ねが“生き方”としての海外勤務につながっていくのだと語られます。“海外で働く”とは——仕事を超えて“人生の深み”に触れること番組の最後には、リスナーへの問いかけとして「海外で働くことにどんな不安を感じていますか?」という質問が投げかけられました。海外での勤務は確かにハードな側面もありますが、それ以上に得られるものが大きいというメッセージが印象的です。価値観の揺らぎ、予期せぬ出会い、そして頼り頼られる関係の中で、自分自身の“働く意味”や“人生の方向性”を見直す機会になるかもしれません。海外で働くことは「しんどさ」も含めて、人生の豊かさを体感するチャンスです。今回のエピソードでは、ネパールやパキスタンでのリアルな体験談を通じて、「海外で働くとは何か?」という本質に迫りました。不安や困難を乗り越えた先にある、言葉を超えたつながりや自分の可能性の広がり。その魅力に気づいたとき、働く場所として“世界”が選択肢になるのだと感じられる回でした。~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジア...
    続きを読む 一部表示
    12 分
  • 第179回『Season3-ep.64 "More Than Sightseeing — How Experiences Can Change You" (“観光”じゃない、“体験”が人を変える旅)』
    2025/05/29
    第179回『Season3-ep.64 "More Than Sightseeing — How Experiences Can Change You" (“観光”じゃない、“体験”が人を変える旅)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・フランスに訪問する前の参加者の印象とは?・各パリの観光名所を実際に訪れた参加者が感じた事・フランスの観光地はとにかくデカい!!・観光地を “体で味わう”事の重要性・トラブルを経験する事で成長するんだ!・訪問中の1日1日の疲れを癒す為に行った事・フランス訪問中のご飯はどんなものを食べた?・フランスまでは何経由で向かった?~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。番組プロデュース:サンキャリアカバーアート制作:Taichi Tanaka番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております! https://note.com/work_world_ippo/イッポラボ合同会社のHP https://ippolab.co.jp/イッポラボ合同会社の公式インスタグラムはこちらです。 https://bit.ly/3wG5pAu~国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう~の公式Twitterアカウント(@work_world_ippo)です。FM鳥取ラジオ番組「イッポラボのはじめのイッポ」日曜5時半〜放送中です!下記のリンクから聞いてください! https://www.jcbasimul.com/radio/1288/【イッポラボ合同会社の商品ご紹介コーナー】現役の歯科医師監修・イッポラボが開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。 https://ippolab.official.ec/items/48034359模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。 https://ippolab.official.ec/items/43699332また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!#教育 #国際協力 #海外 #国際協力 #鳥取 #鳥取県 #マネジメント #ポッドキャスト #podcast #スタエフ #standfm #音声配信 #商品開発 #マーケティング #子供 #こども #子ども #木製玩具 #成長 #キャリア #一歩 #国際交流 #バックパッカー #青年海外協力隊 #英語 #フランス語 #留学 #フリーランス #会社経営 #経営 #個人事業主 #会社員 #海外駐在 #駐在員 #東京外大 #東京外国語大 #東京外語大 #大阪教育大 #シェアハウス #ビデオグラファー #ラジオ #SDGs #ロハス #LOHAS #マルシェ #挑戦 #チャレンジ #アスレティック #感動 #Jターン #Uターン #二拠点生活 #学校 #先生 #Youtuber #Youtube #ユーチューブ #コミュニケーション #会話 #甲子園 #偶発学習 #沖縄 #ラジオ #子育て #育児 #アメリカ #ニューヨーク #組織 #スポーツ #バレーボール #陸上 #インターハイ #発展途上国 #外国人 #外国人雇用 #ドイツ #メーカー #就職活動 #カルチャーショック #...
    続きを読む 一部表示
    14 分
  • 第178回『Season3-ep.63 "Even Without Speaking English, We Understood Each Other — The True Meaning of Communication"(英語が話せなくても通じ合えた!“伝える力”の本当の意味)』
    2025/05/22
    第178回『Season3-ep.63 "Even Without Speaking English, We Understood Each Other — The True Meaning of Communication"(英語が話せなくても通じ合えた!“伝える力”の本当の意味)』というテーマで語っていきます。【ハイライト】・言葉の壁にぶつかった10代たちの葛藤について・フランス語オンリー”の異世界に身を置いてどう乗り越えるか?・コミュニケーションで大事なのは言語だけじゃない!・今回のスタディプログラムを経験して参加者が抱いた気づきについて・フランス語が世界で重要な言語となっている現状について・自分の殻を破る経験の大事さについて・田中と田村の大阪万博訪問予定とパビリオンについて~お知らせ~私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!メインパーソナリティー:田中大一 (イッポラボ合同会社代表)鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。番組プロデュース:サンキャリアカバーアート制作:Taichi Tanaka番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております! https://note.com/work_world_ippo/イッポラボ合同会社のHP https://ippolab.co.jp/イッポラボ合同会社の公式インスタグラムはこちらです。 https://bit.ly/3wG5pAu~国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう~の公式Twitterアカウント(@work_world_ippo)です。FM鳥取ラジオ番組「イッポラボのはじめのイッポ」日曜5時半〜放送中です!下記のリンクから聞いてください! https://www.jcbasimul.com/radio/1288/【イッポラボ合同会社の商品ご紹介コーナー】現役の歯科医師監修・イッポラボが開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。 https://ippolab.official.ec/items/48034359模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。 https://ippolab.official.ec/items/43699332また、Apple Podcastで聴いている方は是非とも評価とレビューを書いてください!配信の励みになりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!#教育 #国際協力 #海外 #国際協力 #鳥取 #鳥取県 #マネジメント #ポッドキャスト #podcast #スタエフ #standfm #音声配信 #商品開発 #マーケティング #子供 #こども #子ども #木製玩具 #成長 #キャリア #一歩 #国際交流 #バックパッカー #青年海外協力隊 #英語 #フランス語 #留学 #フリーランス #会社経営 #経営 #個人事業主 #会社員 #海外駐在 #駐在員 #東京外大 #東京外国語大 #東京外語大 #大阪教育大 #シェアハウス #ビデオグラファー #ラジオ #SDGs #ロハス #LOHAS #マルシェ #挑戦 #チャレンジ #アスレティック #感動 #Jターン #Uターン #二拠点生活 #学校 #先生 #Youtuber #Youtube #ユーチューブ #コミュニケーション #会話 #甲子園 #偶発学習 #沖縄 #ラジオ #子育て #育児 #アメリカ #ニューヨーク #組織 #スポーツ #バレーボール #陸上 #インターハイ ...
    続きを読む 一部表示
    12 分