エピソード

  • 創作初心者が最初にぶつかった壁「主人公って何するの?」:本気で目指すマンガ原作者への道!第2話 #185
    2025/02/21

    「漫画描いたことないけど、マンガ原作者になりたいんじゃ……!」というわけで、マンガはもちろんネームすら描いたことのない素人が、テキストだけで漫画原作者を目指す企画の第2週目です。


    今回、応募シナリオを書く前にまずは「企画書」を書いてみようというわけで、あらすじの作成に取り掛かってみましたが……なんと1文字も書けませんでした!


    理由はシンプルに「自分が主人公にやらせたいことが、何もない」から。外面的な目標を設定することはできても、キャラクターの心の内側から湧いて出るようなモチベーションが、何も思いつかなかったのです……!


    というわけで、初心者がぶつかる壁として、「主人公の作り方」に思い切りぶち当たってしまったヨシキはここからどうすればいいのか。


    具体的な企画どころか描きたいものすらない初心者の相談に対する、マンガスクリプトDr.ごとうの見事な導き方をぜひご覧ください!


    【挑戦中の賞】

    ・週刊少年サンデー 第3回三大漫画賞「新世代原作大賞」

    ・締め切り:2025年3月31日(月)


    果たしてヨシキは1文字ぐらいは企画をすすめられるようになるのか? 乞うご期待・・・!

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    26 分
  • 好きと得意は何が違う?マンガを描くならどちらを生かすのが正解? 仕事理論から考える創作の伸ばし方 #184
    2025/02/19

    「好きと得意は違うものであり、やるなら得意を伸ばそう」という考え方は、仕事や勉強における一種の定説ですが、マンガを描くうえでも同じように当てはまるのでしょうか。自分が「好き」であることはモチベーションの源泉であり非常に重要ですが、マンガとして描くなら「多くの読者に届くか」という面を強く意識する必要があります。その意味で、「得意」は自身が経験を重ねているからこそ解像度が高く、第三者からの評価が他者より高いものを指す場合が多いため、プロとしてこれからの連載やデビューを考えるなら、大きな武器となる可能性も。嫌い・苦痛のレベルのものを無理に描く必要はもちろんありませんが、好きは捉え方次第な面も強い要素なだけに、一度自分の「得意」について考えてみる時間をつくってみるのもおススメです!

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    16 分
  • マンガ好きの漫画家ほど、描きたいジャンルが描けない? 「好き」を描くために必要な解像度を磨くには #183
    2025/02/17

    「こういうマンガを描いてみたい」と思っているジャンルほど、なぜか描けない問題。趣味ならともかく商業で通用するものとなると、どうしても「好き」より「得意」なジャンルを見極めて描くほうが結果につながりやすい……。その理由は、これまで積み重ねてきた「取材量」、それに紐づく「感情の解像度」の違いが、得意とする演出パターンや伝え方といったアウトプットに直結しやすいからです。特に子どもの頃にマンガを読むことで固められた価値観は、大人になってからも無意識にベースとなっていることがほとんど。だからこそ、子どもの頃にあまりマンガを読んでこなかった人のほうが、描こうと思ったジャンルをそのまま描けるようになる傾向は強いように思われます。とはいえ、「好き」は範囲が広すぎ、誤った認識を持ちやすい言葉でもあります。自身をよく分析してみたら、そのジャンル自体が好きなのではなく、そこで描かれたある感情が好きなだけだった、ということも珍しくありません。子どもの頃からマンガが好きだったという人は、取材のストックという点で本来すごくアドバンテージをもっているわけです。だからこそ「このジャンル、好きなのに描けない・・・」と悩むのではなく、自分自身が解像度の高い感情を見つめ直すことで、好きであり得意である部分を見極め、伸ばしていくことをおススメしたいと思います!

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    25 分
  • 本気で目指すマンガ原作者への道!第1話:新世代原作大賞に、旧世代の初心者だけど挑戦してみるぞ #182
    2025/02/14

    この番組がコンテンツとして大きく欠けている要素、それは「企画」であり「挑戦」です。お悩みに対しての回答や雑談はあれど、定期で追いかけるべき取り組みが何も無いというのは、ずっと話している「応援される主人公・作品」像からほど遠い姿なのではないかと、ついに我々は気づいたのです……!というわけで今週から、ヨシキが「テキストのみでのマンガ原作者」を目指し、週刊少年サンデー 第3回三大漫画賞「新世代原作大賞」へ挑戦する企画を発信していきます!締め切りは2025年3月31日(月)かつてマンガスクリプトDr.ごとうがお世話になった「少年サンデー編集部」が審査員を担当という因縁(?)も含みつつ、果たして入賞することはできるのか。今後ぜひ注目いただきたい新企画の記念すべき一本目になります。乞うご期待・・・!

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    19 分
  • マンガに「成長要素」は絶対に必要? カタルシスの有無より「楽しい要素」で作品の魅力を伝えよう #181
    2025/02/12

    とにかくどんな物語に対しても、成長要素を求めてしまう「成長厨」の存在。特に編集者に多いのは、成長という要素がいろんな意味でわかりやすいからこそ。


    出来なかったことが出来るようになるフォーマットは、それだけでカタルシスの型が成立するという大きなメリットがあります。読者に求められている面は勿論ありつつも、それ以上に「何も考えずに創りやすい」からこそ、重宝しているのかもしれません。


    でも、全ての作品で成長要素が必要なわけではありません。ラブコメをはじめ、主人公たちが一切成長しないことで面白くなる作品だってたくさんあります。


    だからこそ、自分の作品の「楽しい要素」がどこなのかについては、しっかりと考えるようにしましょう。逆にそこさえちゃんと書けていれば、きっと作品の魅力は読者に伝わるはずです!

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    19 分
  • 王道マンガとは何か。大事だけど意外に誰もわかっていない「王道」を使いこなし、結果を掴み取れ ! #180
    2025/02/10

    マンガにおける「王道」とは何か。それを使いこなるようになると、なぜ成功に繋がるのか。意外とみんなぼんやりしている・誤解している「王道」について、その重要性と正体を徹底解説していきます!


    まず王道と呼ばれる作品に共通して存在するもの。それは、主人公が望むもの・したいことを一緒に追いかけることによって、読者の心に生まれる応援の気持ち。ずばり「期待感」です。


    読んで損をしたくない気持ちが異常に強い時代だからこそ、主人公が何をしようとする話なのかをしっかりと見せ、一定の安心感を読者に与えることが求められます。


    だから王道とは、「主人公がそれをやり切るまで描き切りますよ!」という作者と読者の約束と言えるのかもしれません。


    今回のラジオを聴き終えたなら、きっとそんな王道を使いこなせるようになっているはずですよ……!

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    27 分
  • 「漫画を見る力」こそ人間がAIを上回り続けなければいけない! 今後の必須スキルは目利き・心利き #179
    2025/02/07

    漫画というエンタメがジャンルとして定着し、海外でも評価を得てから一定期間が経過したことで、アカデミックとして扱われる機会も多くなってきました。いわゆる伝統芸能と呼ばれる古典も、大半はかつて漫画のような位置付けだったエンタメが、時代の経過とともに現在の形へと変化していったものになります。 そんな漫画というジャンルが、その制作過程において他のエンタメと大きく異なっていた要素の1つが「編集者」という存在。共同制作者というわけでも、一部のパートを委託している関係でもなく、サポーターのようでもありつつ、それ以上に関門のような役割でもある不思議な存在です。 では、今後ますますクリエイティブ面でも思考面でもAIが幅広い役割を担ってくれるようになる世界において、編集者も確実に現在とは違う存在へと変化していく中で、逆に残る・進化させるべき要素とは何か。 それは作品に対する「目利き」の力、そして「心利き」の力なのではないでしょうか。データマーケティングのような「結果」からの類推・分析する力ではなく、未来を見る力、とも言い換えられます。 時代の空気やみんなは、いま何を求めているのか。担当する漫画家はどういう姿勢や価値観に基づいて作品を描きたいのか、将来どういう方向に向かうべきなのか。そういったものを見通せる力のようなものが、今後ますます重要になってくるのでしょうか。 今回は、そんな編集者の未来像について、だらだらとお話をしております!

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    30 分
  • 少年漫画で上手に描くべきポイントは「質量」と「機構」! 他ジャンルとのアドレナリン要素の違い #178
    2025/02/05

    大人の読者も非常に多い少年漫画ですが、本当の読者層である「少年」は何を楽しみに漫画を読むのか? 何に対してアドレナリンが刺激されるのか? その答えは、シンプルに「質量」そして「機構」なのではないでしょうか。 とりあえず何かデカいものが動いている、逆に小さいけど非常に質量が高いことを感じさせる何かが登場する等、質量の存在は他ジャンルより明らかに重視されているように思われます。 さらに、それらのエネルギーを生み出す仕組みや機構といったものが詳細に説明されているかどうか、世界観やディティールにしっかり落とし込まれているかどうか。 感情よりもまず先に、このあたりを上手に描けているかどうかこそが、少年の心を掴む一番のポイントになってくるのではないでしょうか。 そんなわけで今回は、少年のテンションは何によって爆上がりするのかについて、中年2人がじっくり考えていきたいと思います!

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    34 分