ドグラ・マグラ
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ナレーター:
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西村 俊彦
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著者:
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夢野 久作
このコンテンツについて
構想・執筆に10年以上の歳月をかけて、1935年(昭和10年)1月に松柏館書店より刊行された。
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』と並んで日本探偵小説三大奇書に数えられており、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とも評されている。Public Domain (P)Roundemy Co., Ltd.
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――その害悪と冷笑とを逞ましくし行く手段は如何――
かような質問に対して躊躇せずに答え得る人間は、そう余計には居るまいと思う。然るに私はまだヤット二十歳になったばかしの青二才である。だから聖人でも哲学者でもない筈であるが、しかしこの問いに対しては明白に答え得る確信を持っている。
――ホントウの悪魔とは、自分を悪魔と思っていない人間を指して云うのである――自分では夢にも気付かないまんまに、他人の幸福や生命をあらゆる残忍な方法で否定しながら、平気の平左で白昼の大道を濶歩して行くものが、ホントウの悪魔でなければならぬ――
――だから本当の悪魔というものは誰の眼にも止まらないで存在しているのだ――
――そのような悪魔の現実社会に於ける生活とか、仕事とかいうものが如何に戦慄すべきものがあるかという事なぞも、滅多に考えられた事がないのだ――
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ドグラ・マグラに寄せられたリスナーの声
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素晴らしいナレーションです
作品はもちろん、ナレーションがあまりにも素晴らしいです。
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ありがとうございました。
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